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Personal Essays

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こども時代のこと、旅の話、家族の話など、ありふれた日常におもいを寄せた、これまでのエッセイのまとめ。1981年うまれ。
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#仕事

社会とつながる

毎日、仕事と子育てで精一杯、大袈裟に聞こえるかもしれないが、生きてるだけで精一杯な自分がここに居る。noteの存在も割と最近知った次第である。 下の子を産んで1年が経った頃、職場に復帰した。平日は子どもたちと離れ仕事をしているにも関わらず、どこか社会と繋がれていない感覚が続いていた。 基本的に黙々とする仕事だったが、時折職場の人と他愛もない会話をすることが日常のストレス発散にもなり、それはとても有難いことだった。日々タスクをこなし定時を過ぎると、必要であれば食材の買物をダ

割り切る

割り切るということがなかなか出来ない。割り切ったと思っても、実際はできておらず密かに悶々とする。 先週より上の子が酷い風邪をひき、1週間仕事が止まった。下の子に移らないよう細心の注意を払っていたものの1週間後にまんまと移り、仕事ができない2週目に突入した。 「ふだん、1対1で子どもと過ごす機会がないからそういう時間にしよう。仕事は後で取り返せる」 そう心したはずなのに、昼寝をさせたらその間少しでも仕事をしようと考え、必死に添い寝とんとん。寝ない。1時間半がんばってみても