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魂の目覚めまで、あと751日 一切の恐懼に、ために大安を作さん。

この言葉は、『仏説無量寿経』に出てくる阿弥陀仏様の誓いの言葉とされます。

吾( われ)誓う、仏(ぶつ)を得( え)んに、普( あまね) くこの願(がん)を行(ぎょう)ぜん。一切(いっさい)の恐懼(くく)に、ために大安( だいあん)を作( な)さん。

(わたしは誓う。自分が仏になったときには、あまねくこの願いを実現して、すべての恐れおののく者たちに、大いなる平安をもたらそう。)

「大谷大学 きょうのことば」より引用

阿弥陀仏様が仏となる前、仏になることを目指して、目覚めへの道を歩み出されたとき、自分が一体どんな願いをもって仏になるのかを宣言したときの言葉とされます。

阿弥陀仏様は、「すべての恐れおののく者たちに、大いなる平安をもたらす」ために仏になることを誓われたということなのだと思います。それが「一切の恐懼に、ために大安を作さん。」の部分です。

人間の場合、「この人は救いようがないな」「何とか助けてあげたいけど、どうしようもないな」と諦めてしまうような場合でも、仏さまの場合、生きとし生けるすべてのもの、一切衆生を必ず救うということを誓われているわけです。

この点が仏様の偉大な点であり、人々によって拝まれる理由なのだと思います。

自分がこの人を助けると決めたなら、どんなことがあっても決して見捨てず、最後まで付き合い、最後の最期には必ず窮地から救い出してみせる。そう覚悟を決めて生きるということが目覚めへの道なのでしょう。それがいかに困難な道なのかを思うとき、仏さまの偉大さ、ありがたさをしみじみと感じます。

2025年2月3日まで、あと751日


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