データベーススペシャリスト試験のアドバイス〜王道ではない作戦編〜

2021年の試験でDBスペシャリスト試験に合格したのですが、勉強法についてあまり他の人が書いてなさそうな観点で書いてみようと思います。王道として言われていることとちょっと違う作戦を考えて合格した体験談です。

アドバイス①:過去問は実際の試験と同じB3用紙に印刷して解こう

私はDBスペシャリスト3回目受験で合格したのですが、2回目受験時は午後Ⅱで合格点にあと5点届かずに不合格でした。この時の敗因の1つが間違いなく、過去問を印刷する紙のサイズだったと思います。
DBスペシャリスト試験は問題用紙の余白との戦いです。高度試験の中でも圧倒的に問題用紙に書き込みが必要になるんじゃないかと思います。
A4で冊子印刷(=折ったらA5サイズ)だと余白がなさすぎ、A3で冊子印刷(=折ったらA4サイズ)だと余白多すぎです。実際の試験での問題用紙サイズである、B3で冊子印刷(=折ったらB4サイズ)で問題を解いて、余白の使い方をシミュレーションしながら解くことをお勧めします。
ER図の残りを埋めていく問題も、実際の試験での図のサイズの方が解きやすいです。特に、字が大きめの人はサイズ感に慣れておくことをおすすめします。
ちなみに、私は解答用紙は印刷せず、問題用紙に直接書いていく方法で勉強しました。問題とセットで答えを書いておいた方が、復習しやすかったため。

アドバイス②:午後Ⅱは時間内に解き切る、ではなくてノーミス狙いで後半を捨てるのもありかも

ちょっと異端なアドバイスかもしれませんが、私はこの方針に変えて合格できたかなと思います。ギリギリで不合格だった2回目受験時は、過去問を時間内に解こうと思っても全然できなくて、中途半端な解き方になってしまう……という状態だったので、3回目受験時は「解き終わらなくてもノーミスなら6割取れるはず!」の方針に変えました。

  • 過去問を解く際に、とにかく解き終わるまでやる

  • 問題を解く時間のカウントダウンはしない(時間に焦らない状態で、自分の得実力を測るため)

  • 解くのにかかった時間は計測する

実際の試験時も最後の方は適当に回答埋めた感じでしたが、午後Ⅱ66点の合格でギリギリではありますが効果あったかなと思います。
午後Ⅰも特に時間のカウントダウンせずに解いてましたが、午後Ⅰは基本的に時間内に回答できていたので、おそらく私は長い文章を読解して行ったり来たりするのに時間がかかるタイプなのかな……と思います。(午後Ⅰは72点でした)

アドバイス③:普段定規使わない人も、試験当日は定規あった方がいい!!

ER図の問題や、主キー・外部キーに下線引くときに定規は絶対あった方がいいです。私は普段過去問解く時は定規使わなかったのですが、試験当日だけは定規使いました。緊張して手がブレブレになったので……。事前に勉強すればするほどプレッシャーで緊張するタイプです。
無印に売っている透明の定規がおすすめです。下が透けて見える透明なものか、細めのスリムな定規が使いやすいと思います。

勉強方法紹介

DBスペシャリストの勉強は、書籍は三好本一択でOKだと思います。過去問解説も沢山ついてるしお値段以上に内容が充実しているので、解ききれないほどでした……。良問がピックアップされているので、それだけは確実に解く方向でやるのが良いと思います。
午前対策は通勤時間に過去問道場を解きまくり、土日に2時間は確保して午後問題を解くスタイルで学習していました。

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