~「真実」の中にある、本当の「豊かさ」~
私のリーディングモニターを受けられた方へ、あなただけの「オリジナルストーリー」を紡ぎます。
今回のストーリーは、「真実」を知ることの重要性について、改めて私に学ぶきっかけを与えて下さった方の、お話です。
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普段、漫画はあまり読まないというYさんからは、吉本ばななの「デッドエンドの思い出」という小説を、お教え頂きました。
そこから私が見たYさんは、一言で言うと、「自分の世界観をとても大事に」されているお方。
物腰が柔らかく穏やかで、自分の心安らぐものを熟知されていることから、自分が心地よく要られる空間をとても丁寧に創られているのが印象深く、また、物事を、きちんと段階を踏んで順序よく、その通りに進めたいという几帳面さから、礼儀正しい育ちの良さも、私には垣間見えました。
また、それと同時にYさんは、日常にある些細な喜びに価値を見出したい、それを大事にしたいと思いつつも、どこかそれが、私にとっては非現実的で、何かYさんが自分にとって不都合なものを見ないようにしているような、自分の心休まるもので身を固めて、それ以外に意識向けないように、自分で自分を誤魔化しているかのようにも、感じられました。
私が見ていたYさんの空間は、終始、薄セピア色のモヤがかかっているようで、そこに私が入って行こうものなら、「それ以上、触れないでくれ」と、透明なプラスチックの板張りにスルンと跳ね返されてしまうようで、そこに私自身が激しく動揺し、これ以上は今のYさんご自身が望んでいないかもしれないことを考え出したら、自分の「読み伝える事の恐怖」に耐えられず、正直、私自身が何度も逃げ出したくなるという、リーディングというものの難しさを、心底痛感した部分でもあります。
そして私が、今までにないその恐怖と難しさから同時に感じたのは、Yさんの「変化」に対する抵抗と恐怖心。
Yさんはどこか、自分の限界を自分で決めているようでもありました。
それは、「突発的なことは苦手、自分が手に負える範囲じゃないと」ということでもあり、「曖昧はダメ、白黒ハッキリしたい、物事は一個一個、明確にしないと」というものでもあって。
そして、なにかこうYさんご自身にとっての「不確かなもの」(目に見えないもの、根拠がないもの、自分の経験がないこと)を、「信じたくない」ような、自分が見た事のない自分、今まで知らなかった自分(そこでの感情も含めて)を、「知るのが怖い」というもの。
"ずっと続く、物がいい
同じもの、変わらない”
私の中から出たその言葉と共に、「自分の安全安心な居場所を守りたい」と、Yさんご自身が今いらっしゃるスペースをギュッとしたその様子に私は、「狭い…本当は、苦しいんだ。」と、感じたことを頼りに、今回のメッセージの形となりました。
そして、Yさんから頂いたご感想です。
"分別を、わきまえてる”
今回Yさんを読む中で、私の内側から出てきた言葉のひとつです。
「分別」とは一般的に、『物事の是非や善悪を区別や区分すること。道理を判断してきちんと区切ること。』と、辞書にはあります。
そして、このことを調べている時に、「Yさんは、物事を良い悪いで判断してるから、ありのまま(真実)を、否定してたんだ」って私、思ったんです。
それと同時に私から湧いてきたのは、とてもシンプルでしたが、心底、ほっとしたものでした。
「Yさんは本当は、いろんな経験をしたいだけなんだ。Yさんが求める本当の豊かさって、もっと自分の価値観を広めて、それを自分の生きる糧にしたいだけなんだ。」と―
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今回私がYさんをリーディングする上で、迷いながらも読み進められた理由は、私自身が、「変わりたくない」という思いが何よりも強かったという事も、あります。
なぜなら、現実の自分を直視してしまったら、理想の自分、今まで「私って、◯◯」と思って生きてきた自分が、実は何処にもいなかったことが分かってしまうから。そしたらこの先、自分はどうやって生きて行ったらいいのか、何を頼りに、何を支えにしていったら良いのか、分からなくなってしまうから…
でも同時にそれは、自分がそれ程までに怖かった分、嫌で嫌で逃げ回った分、そのために何年も「同じ場所」に留まり続けた分を、「遥かに凌ぐ」ほど、本当は「心底、変わりたかった」自分の本心もそこにあったと今は言えるからで、変化に対するYさんの恐怖が、今ならほんの、ほんっっの少しだけ、分かるかもしれない…そうも、思ったからです。
人間誰しもが、「自分が傷つかないため」に、現実の「見たくない自分」の存在を、都合良く解釈したり、無かった事にしようとしているのが、正直、今の世の中では大半なのではないかと、私は思います。
しかしそうやって、「真実」から目を背け続ける事で、その人の魂が望んでいる、「真の豊かさ」を得られる事はないんだということ、そして、「真実」を知ろうとするからこそ、「その人を幸せに導く」道が「動き出す」んだということも、今回改めて、少しだけまた分かったような気がします。
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最後にYさんへ―
私が読んだ「敢えて、冒険しようと思わない」というYさんの様子から、私自身が忘れていた、小さな「挑戦」の大事さを、改めて気付かされました。
例えば私でしたら、ハンバーガーならテリヤキ一択で、それ以外の味を知りたくはないのですが、「たまには、てりたま、行ってみるか…」のように。
貴重なご意見と学びの場を頂き、本当に、ありがとうございました!!
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