「南にドライブして」について
カーラジオをつけて ガソリンを燃やして 旅に出かけよう
西暦2030年以降、ガソリン車の販売がヨーロッパの国々を中心に禁止されるという。必然的に電気自動車しか販売出来なくなるということ(水素自動車は普及しないでしょ)だけどあと10年って結構あっという間じゃん。インフラ不足や車載バッテリーの性能とか素人感覚でも10年で解決なんて出来るとは思わないけど、なんとかなるんかねー。
僕の初めての車は大学生の頃に39万円で買った中古のインテグラだ。買った時点で走行距離は確か80,000キロ位あって電動ポールアンテナが伸び縮みする度にえらいノイズを室内に響かせるような少し難があったが、イカシタ1,600ccVTECエンジンのホンダ車だ。大学の授業には最低限しか出席せずに、バイトで貯めた貯金を持って中古車屋に行った。お金は無かったけど、こいつで色んな所に行ったな。海やら山やら温泉やら。3ドアの割に普通に4人乗れる広さがあったんでよく休日にバイト先の友達やら女の子達と海を見に行くという、今思うと青春っぽいことをしていたなと思い出した。帰りに皆で行くファミレスは皆金が無いので何も言わずともガストかサイゼリアという選択だったなあ。
以前テレビ番組で松浦靖子さんが「車を運転している時は2人とも前を見ているので(相手を見ないので)緊張せずに話が出来る」とおっしゃていて、えらく合点がいった。相手の目を見て話すのが苦手だけど車内だといつもより饒舌になるのはこういうことかって。
この頃から車は何台も乗り継いだけど、たまに街中でその当時の車を見かけると思い出が色々フラッシュバックする。ただただ走るのが楽しかった頃はガソリンを燃やした分だけ思い出が出来ていた気がするよ。
久々に意味もなく南にドライブしてみようかしら。
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