地獄旅6-1 大阪～鳥羽 流されて伊良湖岬
６月の第一週。ひょんな事から二次元への航空券を手に入れた僕は第三ターミナルから第４の壁を越える旅に出発しました。ところで、ひょんな事からの「ひょん」って一体なんなのでしょうか。調べてみました。
飛行機の搭乗ゲートを潜るとそこは
難波だった。もう着いたの！？かがくの ちからって すっげー！
ユニバーーーース！！！
この日はおともだちの家にお呼ばれして
たこパをやりました。【地獄旅 おわり】
じゅわー…
というわけではじまりです。目指すは大阪モノレール、万博記念公園駅。
あっヤギ飼ってる！すごーい。さいさきいいぞ。
ウワーッなんだこれ微妙に語呂悪いな！今日はもうだめかもしれん。
さて、万博記念公園駅です。
駅を出てすぐの陸橋は、中国吹田ICを目の前に見下ろす好立地で料金所フェチにもたまらないスポットなのですが、そんなことより、アイツだよ。
ウワーッ出た！昭和の怪物、どてらい奴。太陽の塔！俺は君に会いにここまで来たんだ…しかし、このサイズ感、周囲の自然の感じ。すごい怪獣っぽい。（当時、まだ太陽の塔の内部改修工事は終わっていませんでした。というわけで、後日またこの地を再訪することになるのですがそれはまた別の話…）
見上げるアングルだと、その存在感は異様そのもの。
過去を表すという、トライバルタトゥーめいた背面の「黒い太陽」。シンプルなかっこよさだとこの顔が一番かも。川崎市立岡本美術館の「母の塔」といい、岡本太郎のでかい作品を見上げるのは楽しい。
週末って感じがしてのどかでいいわね。
すぐ向かいのEXPO CITYにもガンダムのでかいのが飾ってあります。
マインレイヤーめいてかっけえアングル！モビルスーツの後ろ姿いいよね。
満足。
万博記念公園を離れ訪れたのが、鶴橋駅。なかなか活気があります。
おいしいキムチを求めてさまよった関東のコリアンタウンと比較すると、惣菜類の取り扱いが良い気がします。庶民的な商店街としての色彩も強い感じなのかな？
旅行中に買って持って歩くもんじゃないよなあ…そういえば、そろそろ正月が近づいてきたな(この記事は2021年10月に書いています）。今年の年の瀬は上野の第一物産にポッサムキムチ買いにいっちゃおうかな…いろんな魚介がぎっしりヅケになってる贅沢宮廷キムチで、値段高いけどめちゃくちゃうめえんですよ。その昔、「肉の万世」で食べた謎の「特製キムチ」。あまりにうますぎて「もう一度食べたい！」ってなったんだけど、実際になんという商品名/料理名なのか、いつどういう形で流通に乗るものなのかが全く分からず、正体をつきとめるのに随分苦労した思い出深い食べ物なのです。
ところどころ、知らんメシ。けっこう値段するな…
キンパとチヂミなどつつく。この街、江原道のごはん食べれるとこないかしらね。オジンオスンデ、一度食べてみたいんよな…
冷麺うまし。満足。当時はgoogle+がまだ存在していたため、ここでも友達と合流しています。我々は当時のg+の中で一番活発に活動していたグループの一つだったのではないかと思います。当時の写真がgoogle photoのアルバムに残ってて良かった…
奈良にいこうか、三重に出ようか。結局、鶴橋から近鉄に乗りこみ、時間が遅くなってきたので途中から特急に乗ることに。行き先は、水族館目当てで行ったことのある鳥羽に設定しました。
手元には画材と充電器、連れてきたこんとん毛玉、そしておみやげ交換でもらった例のアヒルちゃんと謎のワニ人形。
新緑の中を進む緑の邪神、
巨大なアヒルちゃんのちいさいやつ、
ワニ。妙にできがいいんだよな。
もともとどこで売られていたものなんだろう。
愛おしい…
そうこうしてる間に、
トバーッ！！！！！
ダッシュでここまできたものの、水族館見て回る時間、もうなさそう…
とりあえずお土産物屋を冷やかしたあと、海辺を散歩します。
鳥羽の街は完全な観光地、恐らく宿代は非常に高いでしょう。名古屋方面に抜けるとなれば、逆に時間は余裕がありそうなので…それなりに電車あるんじゃないかな。たぶんね。
しかし味のある船着き場だな。営業してるのかな、これ？
右手に鳥羽水族館、左手にミキモト真珠島。この街、食べ物おいしい、景色素晴らしい、遊び場多いと良い所なんよね。お伊勢さんも近いよ！
イマジン 想像してみぃさ
うーん、ムーディ。てこねずし食べる程お腹へってないな…まあ、お店自体やってなさそうだけど。夕方以降街でご飯食べる人、あんまりいなさそうな気配があるのよね。この街に泊まる人、宿でめっちゃ豪勢なもの食べてると思うんだ。
さて、そろそろ鳥羽水族館だけど…
当然もう営業終了してました。そうだよね！
まあ、以前来たことがあるから、今日はかんべんしておいてやる。
地方名物、ポスト彫刻。いわゆるポストモダンっすね。
定期的に路面に現れるタイル絵見て歩くだけでも楽しい。ウワーッ！水族館近づいてきたぞ！ってテンション上がるよな…
そういえば、このへんにフェリー乗り場があるって書いてあったな。お土産物屋さんとかありそうだし、冷やかしてみよ。
…あ、乗れるの？まだ今日船あるの！？乗ります！ところで、伊良湖ってどのへんなの？？離島にいく船ではないことは確認したんだけど、当時は土地勘が全然なかったので具体的なイメージが頭に浮かびません。乗って大丈夫なのかわからないけど、大丈夫です。というか、もう切符買っちゃったよ。
フェリーポートにあったヘルスチェッカー。味があるなあ…
タイポグラフィ、暴れすぎだろ！激しすぎて思わず吹いちゃった。感動。
待つことしばし…初夏の夕方の陽射しを受けて、フェリーが港にやってきました。しかし水面が穏やかだな、船がきれいに映ってる。
フェリーはこの空間歩いてる時間が一番好き。
渋いねェ～、おたく渋いねェ～。
一時間ほどの船の旅。ローカル線よりちょい多い程度にちらほら乗客はいるものの、基本的にはけっこう空いてます。田舎と田舎を結ぶ路線なんで、かなり料金時間の両面お得だとしても、需要がそもそも控えめなのかもしれません。
…そんなゆったり座れる短距離路線で、追加料金払ってまで豪華特別室で移動したい奴、居るんか！？
ホラ見ろ、誰もおらんやん。
これ独占して330円か。払って良かった～。
眼前に広がるは愛知の南端、伊良湖岬。…これ、随分など田舎の気配だな。この地から脱出できんのか？いやじゃ…もう野宿しとうない…下調べ不足の風が吹き荒れるなか、後半（愛知で一泊～ミラクル帰宅編）へ、つづく。
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