見出し画像

地獄旅 10-2 吉里吉里~恋し浜 人間三陸線の恐怖!

前回の!地獄旅!!


■釜石から冒険再開

私はメーテル…朝食バイキングで塩鮭4切れ取る女…(その鮭はあまりに小さく、薄く、食べ足りなかった。それはまるでカルシウム強化ウェハースだった)

というわけで釜石の朝です。
すがすがしい天気で何より。朝から絶体絶命です。
朝ごはんを食べているとおもったらこの俺が朝ごはんだった。

猛烈!胃下垂タイガー!
これは釜石に伝わる虎舞の像です。12章くらいまである。
よく見ると中身が人間とわかるような靴まで造形されてる。ウルトラマンの背中にジッバーのディテールをつけるタイプの作家性だ。

この虎舞モチーフのマンホール!鉄の街・釜石の名に恥じない、鉄の力強い魅力を最大限に活かした逸品でした。今まで各地で見てきたデザインマンホールの中でも最高級の名作かも。

謎のラグビーアート。
ビラミッドパワー珍スポーツ。


■吉里吉里国に潜入せよ

以前宮古/浄土ヶ浜に行ったときに気になっていた「吉里吉里」に行ってみました。井上ひさしの「吉里吉国」という小説に名前が使われた事でも知られ…近年はノベルエンジンの名前としてのほうが有名かな?ウニの産地としても知られているようで…unityに吉里吉里Z、フリゲの聖地か?

釣り餌自販機いいよね。エラコだって。

とくになんのあても無い為、とりあえず吉里吉里駅に向かいます。

海側は天気良くてよかった…でも、三陸鉄道リアス線には昨日の影響で一部障害がでてたみたい。

階段を 登った先は 無人駅

しかし無人駅って、そもそも知らないとこの先が駅だってことすら分からないとこばっかりだな。高速バス停みたい。

キリキリステーション。
時間的にしばらく汽車来ないっぽい。ホームの様子見る?

晴れた初夏の東北の駅、いつも景色がめちゃくちゃいい。
初夏の北海道も人気だけど、深夜バス盛岡/仙台便起点で手軽なお値段で攻められる東北がおすすめですよ。ウニの季節だしね。地獄旅、予算オーバーでウニ食べたことないけど。カロリーメイトもそもそもそもそ…

三陸鉄道リアス線の各駅には、謎のどうぶつ木彫り文明があります。
ほら、この写真の下の方に…

フレンドリーベアー!!!

大漁キャッツ!!!!!!!!!!

(このユニフォームなんだろう?)

ハイテンションキャッツ!!!!いいかおしてるね

ニッコリ~

駅ノートだ。鉄道マニアや放浪者達が熱く語ったりしているのかな…

ワクワクすんな~!!

令和になっても人類のやることは変わらない…
五条さん、ウォーズマンなんですね。中学生が資料見ないで描けるやつ

シールを貼っていきましょう。
携帯用スタンプあると便利そうだなあ。ニッコリスタンプ作ろうかな?

観光ガイドを見ます。

「かぜ」というのは、このへんでウニを指す方言です。郷土料理多いな。

駅をあとにします。
とりあえず、放浪しながら、南下していこうか…
GWは渋滞も怖いし、体力が尽きると運転は危険だから
常に帰り道を視野に入れて進みます。

ホットドッグドッグはクールに去るぜ。

4月末の土筆。
桜といい、季節の推移に2~3週間ぶんくらい関東とズレがあるのかな。

結局観光地図で見たものがどこにあるのか分からなかった。
なぜ人はナビを見ながら道に迷えるのか。
崎山展望台があったので寄ります。

絶景~

むいむい号の赤が映える。かっこいいぜ、むいむい号!

この構図好き。花札の「柳の鬼の手」みたい。

太平洋を眺めつつ、家を目指して少しづつ南下していきます。
結局、吉里吉里名物はどこにあるのか知らないままでした。
観光地図を書いてくれた学生のみなさま、ごめんなさい。叡智が生きない

トイレ休憩のコンビニでおやつも調達。
早池峰みそ!そういうのもあるのか!

なんじょれ熊の木
かんじょれ猪の木
ノッケ ノッタラカ
ホッケ ホッタラカ
トッケ トットットットットットッ…

『熊の木本線』/筒井康隆より

堤防。(あちこちにある)

古い看板。(ときどきある)

偶然駅で見かけたお座敷列車(レア!)

三陸駅です。

というわけで、三陸鉄道に沿うようにして大船渡あたりを目指していきます。駅前、車停められるから休憩取りやすいしね。
あと、「映え」があるので…絵的な…
どんどん撮り鉄して、輝いていこうね。僕達の夏はこれからだぜ。

…なんで上下逆に工事看板使ってるん?そしてこのメッセージ…??

ウワーッ脳内垂れ流し空間だ!個人の王国!!居酒屋か何かなのかしら?

あっかわいい。

堤防と更地。

展望台と地蔵。

忘れたい記憶と忘れたくない記憶。

復興、祈念、放棄、再生…いろんな混沌も10年を経て、この風景自体が新しい日常や記憶になっている感じがする。旅をはじめたタイミングの都合で、震災後の東北しか自分は知らないけど。

なんだァ?唐突に浮かれた空間に出ました。なんか階段があるね。

階段を登っていきましょう。時刻表と駅名の板。駅ですね。

恋し浜。ホタテ…


というわけで、ここが恋し浜の駅です。

よく「恋人達の聖地」的なとこにある鐘があります。こういう所だと、願掛けした鍵などを取り付ける事も多いですが…

ここでは、ホタテです。産地だからよ…

駅ノート、カップルしか書いてねえでやんの。シール貼ってやらねえ。
ノートの横にはレリーフと同じモチーフのイラストが飾られていたのですが…絵柄の差のせいで、股間隠しがめっちゃ強調されてしまっていて味わいが増しています。(ぜひ股間に注目して見比べて見てくださいね)
お、観光パンフっぽいものもあるな。ちょっと参考に一枚貰って…

行政相談室…

みんなの力で人食い用水路と戦っていこうぜ。

それでは、恋し浜の地を後にします。
最後に、駅周辺の風景写真でも一枚記録に残しておきますか。

あっだまされた!恋し浜、ホントの地名は小石浜じゃねーか!?
どうりで駅前以外の風景は渋い感じだと思ったよ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?