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地獄旅 2-1 隠岐・西ノ島 神の住む地へ

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それは2019年、5月18日のこと。起きたら、米子にいました。

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以前C62型機関車が飾られていた広場には、銀河鉄道めいたモニュメントが飾られていました。

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ここから米子駅0番線経由で境港にだらだら向かうのが定番なのですが、今回は時間の都合でバスに乗ります。境港には「帰り」に寄れそうな気がしますしね。

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今日も虚無なの。諭吉さんを支払って、家から五分で行ける荒野と同じ風景を見に行く遊びをどう自分のなかで消化していいか未だにわかりません。無駄じゃなかろうか。人生は贅沢に使いましょう。

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ほどなくバスは鬼太郎空港こと米子空港を通過し、境港…も通り過ぎてしまいました。橋の上からの写真なんでわかりにくいけど、こいつは、でっけえ橋だよ。メチャデカイネー。

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ここは 七類港(しちるいこう)だぜ。さびしいところだぜ。

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というわけで、ここからタイマースタートです。

地下99階到達を目指し、やっていきましょう。

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このフェリー港では切符を買う際、乗船名簿を提出する必要があります。

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売店でかっこいいロープワークのイラスト入り手ぬぐいも買えます。星座の名前が言える、魚が三枚におろせる、もやい結びと玉掛ができる…男も女もふしぎないきものも「本物の男」に続く道はみんな共通なのです。弁当も売っているので買いましょう。買わなくてもいいですがほしかったので。

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僕の旅路を見守ってくれるのは港湾作業用のタイヤバックホウだけ。

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ポイント・オブ・ノー・リターン。

ここから先は…陸としばしのアバヨだぜ。

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遠ざかっていく本土を眺めながら朝飯をやっつけます。

※このころはまだウールロイドムイモイは誕生していなかったため、ムイムイ団の初代団長である「はなくそキャッツ」が旅のナビゲーターをつとめています。

山陰名物、わかめごはんのおにぎりと飛魚(あご)のやき。山陰に行ったら名物のわかめをたべなくてはいけません。なぜなら山陰のわかめごはんはとてもうまいからです。板わかめのおいしさを世界はまだ知らない…

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どっちを向いても海しかない。暇だ…さあ、フェリー名物、船内探検の時間です。しかし今回われわれ探索チームは事前にある情報を入手していました。

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イェーッ!!!ゲームコーナー!!!!!!

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ビデオゲーム一台もなかったんやな…景品機とパチスロて…

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娯楽に対する姿勢、背筋が伸びすぎている。

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これまた渋いデザインのワンカップ自販機。

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船内はごろ寝客席のためにレンタル毛布が提供されています。素朴すぎる料金徴収方式。ご丁寧にグローリーの10円玉両替機も用意されています。よく駄菓子屋ゲーセンにあったやつですね。足が写ってるのは、たまたま隣の場所使ってた知らん人です。

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彩度の低い海と空を割る一隻の渡し船。その行く手に島影が見えてきました。

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今回のミッションポイントは隠岐諸島のうちの一つ、「西ノ島」となります。デッキテラスに掲げられた観光マップを見る間も、湿った磯風が頬をなぶります。

行く手に何が待つというかよ。

風のふくまま、地獄旅。

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さあ、上陸だ!

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