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『ファイト!単発!』単話集

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短すぎてお話にもならないスコウスの早漏な短話集😉
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#負け組

「古田イム」さんの話(単話)

毎朝会っていた。 その子の名前は「古田イム」。 変わった名前だ。 私はなぜかその子の名前だけは知っていた。 私は毎日、毎朝同じ時間に同じ場所に 雨の日も風の日も嵐の日も行くという 仕事をしていた。 そう「新聞配達」である。 私の人生の中で一番長く付き合っていた職業だ。 私はそのマンションに毎朝3時半から4時の間に行っていた。 別にその時間と決めていたわけではなく、 その時間に自然と行く流れだ。 毎朝同じ作業。 同じ量の仕事。 雨が降っていても遅れを見せることなく