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For myself ☠️

ウチのチームには日本一のポイントガードがいる。ワールドカップでNBAのオールスター選手の上からスリーを決めちゃうような、めちゃくちゃ凄いポイントガードがいる。日本で彼を1on1で止められる選手はいない。彼はウチのチームの最大最強の武器だ。だからこのリーグで優勝するために、その武器を最大限活かすために、俺達は自己犠牲を厭わない。彼の強みを活かすため、たとえ自分が点を取れなくても、自分が脚光を浴びなくても、縁の下で泥臭くチームに貢献する。華麗な技を持つ彼は鯛、俺は鰈だ。だってそれがFor the teamってものでしょ?

俺は主役じゃなくていい
俺じゃない、ウチの河村がやる

プロになるほどの選手はかつてミニバスや中学や高校ではおそらくチームで飛び抜けた実力を持つエースだった選手ばかりだと思う。常にエースとして重責を負わされる中で、その責任に正面から向き合い、自分自身を研鑽し、技術を高めてきた。おそらく我(が=エゴ)も人一倍強かったはず。俺にボールを回せ、俺がチームを勝たせる、そんな強い覚悟でチームを率いてきた選手が多いのではないか。
でも今のビーコルの選手を見ていると、みんな我をたたんでしまったように見える。皆が自己犠牲の精神を強く持ち、与えられた役割の範囲を超えることなく、泥にまみれる鰈になることを厭わない。試合開始直後の最初のセットではまず司令塔にボールを預ける。たとえ自分が打てるチャンスがあっても、まずは司令塔にボールを預ける。それがセオリーだからだ。



牙の抜け落ちた檻の中の虎よ

若くして我をたたんでしまった者は、その後は組織の歯車として生きていくことになる。エンジン(原動力)にはもうなれない。だからこそあの時トムホーバスは河村勇輝に激昂した。シュートを打てと。ここでパスばかり選択していたら、世界に通用するポイントガードにはなれないと。そして、、、今の河村勇輝がある。

パスじゃない。シュートを打て。

俺が俺がの我を捨てて、お陰お陰の下《げ》に生きよ、なんて言葉も日本にはあるけれど、若い海賊達にはまだまだ我を捨てないで欲しい。華麗な鯛一匹と泥にまみれた沢山の鰈だけじゃ勝てない。俺が俺がの精神で、まずは自らを高めよう。俺が俺がで個が高まったその先に、初めて集団としてのシナジーが生まれるのだ。

天上天下唯我独尊男

型にハマるな!自分を出せ!やりたいようにやれ!自分のためにやれ!タケトに怒られたっていいじゃないか!シュート決めりゃ文句ないだろ?良い子な海賊達なんてつまんねぇ!Stay hungry, stay foolish!

For myself




って、横浜ジュリー(@YokohamaJulie) が言ってました。ジュリーのことは嫌いになっても、私のことは嫌いにならないでください。特に選手の皆さん、絶対に私のアカウントをブロックしたりしないでくださいね。よろしくお願いします。

あんなに神と崇めていたのになんでや(トラウマ)


来週は精神論ではない内容をお届けしたいと思います。今のビーコルに足りないのはなに?たぎり五郎先生をゲストに迎えて分析します。

ビーコルユースのスカウティングの方ですかね?

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