借金生活9 彼女ができる。

ブラック会社で働いてるときの話しです。


有料老人ホームで働いてました。下の階にはデイサービスがあったんです。


施設長がデイサービスの人も夜勤を体験させたいと、デイサービスの管理者の一個下の、女の人と一緒に夜勤をすることになるんです。


正直話したこともないし、気が強い人なんやろなとイメージしていました。


夜勤の日です。


２人きりで一晩夜勤乗り切らないと、いけません。


緊張してたけど、意外によくしゃべる人で


ずっと１人でしゃべる人でした。案外普通の人やんかと思っていました。


こういう人と結婚する人は幸せなんやろなぁと、ふと感じていました。



当時たむらけんじさんの【焼き肉たむら】が話題になっていたので、その話しになり『連れて行って下さいよ』と言われて、


どうせホンマに思ってないんやろなと思い、『いこいこ』と適当に流していました。


別に仕事も教えることないんで、朝は『お疲れ様です！』と言いそそくさと帰りました。


一週間後、『いつ連れてってくれるんですか？』と急に言われて


あっホンマに言うてたんや。とびっくりして


『ほな今日いこ』と勢いで仕事終わり、私のバイクに乗せて行くことになります。


まぁまぁ楽しく焼き肉食べて、彼氏がいることとか色々話すんです。


そら彼氏もおるやろな、俺も彼女おるしって心で思っています。


その後は普通に家まで送って帰りました。


それから頻繁に連絡取り合うようになり、何度か遊んで、お互い彼氏彼女と別れて付き合う事になります。


ここまでは普通やけど、彼女は貯金が大好きで当時22歳やのに300万も貯金があったんです。


俺は年上やのに200万近く借金やで


世の中どうなってるねんと嫌になりました。


借金の事も彼女に言いました。


借金でいかれてた私は


『貯金で俺の借金返済してくれへん』とアホなお願いをするんです。


『いやいや無理』と拒否されます。


あぁそうかと、変なお願いしてしもたと反省します。


つづく