瘡蓋(かさぶた)①

これは俺の人生が完全に終わった時の話だ。

どちらかというと絶望的な状態だった。
完全に俺の人生が詰んだ時の話。
まあ人間は誰かの自慢話からは何も得る事はないが誰かの失敗談からは意外と人生のヒントを得たりするものだからこのどん底から始まる話も最後まで読んでみて欲しい。
何と言ってもこれは俺の人生の一部であり、俺の「遺書」だとも言える。
フィクションも大いに含めて生きた証をここに記す。

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2018年7月23日、俺は刑務所から出所した。

20代前半に大麻、MDMA、コカインと違法薬物を覚えていった俺の終着点は結局覚醒剤との繋がりだった。

地元の中学校の同級生がヤクザの親分になってた。

たまたま俺は地元のコンビニでヤクザの親分になってた同級生とバッタリ再会をしてしまう。

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