休職10日目

最後に仕事行ったのいつだっけってカレンダーを見返したら10日前だった。もう2週間以上経ってる気持ちだったけど、まだそんなもんか。
適応障害と診断されてもうすぐ一ヶ月。
大きな挫折感。泣いてばかりだった日々。今もまだ心がうっと締め付けられるような苦しさが時折ある。泣くことはだいぶ減ったけど、ゼロではない。苦しい。何も出来ない自分が悔しくて、今後に希望を持てずにいる。
基本的にずっと寝てばかり。
でも出来ることも増えた。
シンクに洗い物がたまってない。ゴミもゴミ袋に入れてある。歯も磨けた。無駄についていた電源タップもオフに出来た。
多分、全部、普通に出来てる人がいて。今までの私は、それをすごいなって思ってるだけで、無理だって思ってた。やってみたらそんなに大変なことじゃないんだけどね。特に歯を磨くとか。
最近風呂キャンセルが話題になってたけど、私の場合は風呂の前に歯磨きキャンセルだった。信じられないだろうけど、朝歯を磨かずに家を出ていた。仕事中はマスクしてるしいいかって。よくない。全然よくないのに。今思えばヤバい考えだ。
コップも次から次へと山ほど出して洗えてなかったし、皿も調理器具も洗えずにシンクに置けなくなって玄関に置いてあった。部屋は脱ぎ散らかした服やカバンが床を埋めて、空のペットボトルが散乱してた。
自分が適応障害だと言われて調べたら全部病気の症状として例に上がってて、ああ、私はほんとに病気だったんだなと思った。部屋の乱れは心の乱れって言うけど、まさにそうだと思う。思い返せば後輩の家に泊まった時、すごく綺麗だった。急に泊まりに来た私が見ても大丈夫な部屋。逆の立場だったらドン引きされてただろうな。同じ仕事なのに、やっぱり通勤時間が長いの、どうにかしたいな。

今、出来てなかった当たり前が少しずつだけど出来てて、普通になってきてるんだって安心する。
もう10日。まだ10日だ。休職期間はまだ倍以上ある。焦らなくていいよね。ゆっくり、ゆっくり普通の人間になりたいよ、私。