2018年、BTSの魅力に気付いてしまったあの瞬間の回想録

KARA、東方神起、BIGBANG…
私はその時その時で、当時流行りのk-popを適度に聴いていた。

中でもBIGBANGは特に好きで、コンサートに行ったしFCにも入会していたが、
例えば出演しているバラエティを全て観てみようとか、メンバー全員の誕生日を暗記しようだとか。
そこまでの熱量はなかった。

BIGBANGのメンバーの入隊日が近付くにつれ、「ネクストBIGBANG！」だの、「BIGBANGを超えるグループ！？」だの騒ぎ始め、様々なナムジャアイドルたちが紹介されていた。
BIGBANG入隊後、その王者の席に座るのは誰なのかと私も密かに気になっていた。
その中で「防弾少年団」「BTS」の名前をよく耳にするようになった。

私なんかよりk-popに詳しい方々からは、当時たびたび「防弾少年団」「BTS」のオススメ動画URLが送られてきていたものだ。

「ネクストBIGBANGは防弾少年団なんじゃ？」みたいなものがうっすらとあったのだが、この時はまだハマっていない。
まわりの騒ぎっぷりによる判断で、曲やパフォーマンスをしっかりと見て考えた結果ではなかった。
当時BIGBANGと同じ事務所のiKON、EXO、NCT、GOT7等も応援していたし、それはそれで曲もパフォーマンスも好きだった。

前述のようにk-pop全般を適度に好きだった私は、「DNA」、「Mic Drop」は聴いていた。
特に「Mic Drop」は好きで何度もMVは見ていたのだが、メンバー数人をなんとなく認知。というくらいだった。

当時は防弾少年団の「ダンスパフォーマンス力」みたいなものに注目されていたように思うが、他の「ネクストBIGBANG!?」のグループもそれぞれ良かったと思う。

そんなある日、NHKのSONGSという番組でBTSが出るらしい。

BTS (防弾少年団)
～世界を動かす７人の「絆」～

これがなぜか当時とても話題になっていて、ネットニュースで見かけた。
NHKで特集が組まれるというのは何だかすごい。

噂のバンタンさん…たまたま家にいる時間帯だし見てみようかなという程度であった。

番組の内容は、「日本と韓国だけでなく世界を魅了するBTS、彼らの人気の秘密を探る」
的なもの。
番組内で「Mic Drop」を含め3曲披露。
メンバーたちのトーク。
アルバムやコンサートの準備の話や、宿舎で見せるかわいらしい素顔の話。
その後聖地と化す、原宿の「ブロマンスコーヒー」でのトーク等…

どのアイドルを見ていても、努力する姿や熱意に心が動かされることがある。
他のアイドルたちと同じようにそんな気持ちで見ていた。
この時もまだハマっていない。

番組の終盤に、「自身のパフォーマンスをチェックするBTSメンバー」的な映像が一瞬流れた時に、衝撃が走った。



え？！こんな人いたっけ？



それは、真剣な眼差しで映像をチェックするパク・ジミンであった。

強い眼差しと、どこか色気と男(いや漢？)感じるその姿。

この瞬間に私はハマったのだ。
パク・ジミンという人間に。
防弾少年団に。


雷が落ちたような衝撃とはよく言うが、それはそれはまさに雷が落ちたような衝撃だった。
としか表現が出来ない。

「好きなkpopアイドルは、ダンスパフォーマンスや楽曲を重要視している。」

と、自分自身思っていたのが。
私は完全にパク・ジミンの顔面と雰囲気で沼に落ちたのだ。

2018年4月28日、この日から私の本格的な活動が始まる。