SLOW CHANGE日記 -「飽きる」への対策
段ボールコンポストをはじめてから二週間。野菜くずやら果物の皮やコーヒーやら、ベジタリアン寄りの生ゴミをちょこちょこ投入しかき混ぜてはいたものの、なかなか音沙汰がないように感じられた。気温が低いか?と思い、玄関先に置いていたのをリビングのストーブの前にうつし、段ボールにタオルをかけていたものの上にさらにダウンジャケットをかけ、冷えそうな日は湯たんぽをかけた。魚のアラもよいとのことだったので、骨がついた魚…とあじの開きを買ってきて食べ、骨はさっとお湯で洗ってコンポストに入れた。廃油や、もらってきた米ぬかも投入してドーピングした翌朝、かき混ぜてみると…。今まではうんともすんとも言わなかったコンポストちゃんが、上気してほかほかしている。ほのかに湯気が立っている?というあたたかさで、匂いも全然臭くない。育てる感覚が楽しい。来年の畑シーズンには、使える堆肥ができるかもしれない。
星野源×オードリー若林さんのNetflix番組「LIGHTHOUSE」の中で出てきた「実は仕事に飽きている」という話が、頭の片隅にずっとある。
安定した仕事があって家庭があって、合わないことは無理をしないようにしたり、できることはできるようになってきて…そんな今の若林さんから発せられた率直な発言には、特に上の世代の人から反響が大きかったという。おそらく「仕事に飽きる」の度合いは、年齢を重ねるほど、ある程度自分の職能が上がるほど高まっていく。しかもそれは完全なる惰性でやってるとかつまんない、とはまた違う尺度で、好きで向き合ってはいるけれど、どこかで飽きている。そういう心理。だからこそ「〜のために」という明確な理由や向かう先を作るとか、手法自体を変えてみるとか、気晴らしを増やしてみるとか。各々に合った解決策があるのだ。そうしてオードリーは「東京ドーム公演をやる」という大挑戦を自らに課すところがとにかく大きな刺激なのだけれど。
今、私の「飽きる」対策は2つが進行中。
1つめは、違う手法で「つくってみる」こと。
2つめは、チェコ語の勉強だ。
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SLOW CHANGE -移住とゆるやかに変化していく生活
30代後半でフリーランスとして働いていた私が、東京都・中野区から、縁もゆかりもない岩手県・紫波町へ引っ越してきた。 「一から土を作る」とい…
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