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認知症の母と周囲の人たちへ

わたしの人生でこんなに多くの人に深く感謝したことはない。

5月に母のさすらい(徘徊)がはじまり、
ひと月が経った。

その期間に
近所の人、
包括センター、
警察、
クリニック、
介護施設、
認知症専門病院、
介護認定、
ケアマネ、
ヘルパー、
わたしの友達、
職場の上司、同僚
親戚のおばさん、

何度も心が折れる毎日だった。それはまるで永遠に続くつらさに思っていた。
振り返れば、たったのひと月のことだった。
いま、なんだか落ち着いて過ごせている。
徘徊もなくなり、ヘルパーさんもうちに入れることができた。
それには感謝の気持ちしかない。

多くの人を頼ったこと、多くの人が励ましてくれたこと、このことはわたしが今までに体験したことのないことで、振り返れば温かさに包まれた期間だった。この経験はわたしを変えてくれるだろうか。振り返ればそんなに悪い日々ではなかった。

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