中年男、AI社会に取り残される
先日、口座開設のために銀行へ行ってきた。
新しく口座を開設するのは、前の会社に入社するときに作った給与口座以来だから、10年振りくらいだ。あのときはすぐに開設しなければいけなくて、どうしようかと慌てた記憶がある。銀行の営業時間が過ぎていたが、ATMコーナーのにテレビ開設窓口があり、なんとか開設できたのだ。
今回開設したかったのは都市銀行の口座で、札幌には支店がひとつしかない。
窓口へ赴くと、ずいぶんと混んでいた。
呼び出し番号の発券機のそばにいた案内の人に訊ねる。
「あの、