「ゲーム・オブ・スローンズ」一推しキャラランキング/ネタバレ有


さぁ、前回「GOT」薄味ネタバレ無し感想を投稿しましたが、本作の魅力は何といっても多彩な登場人物たち!ということで個人的なランキングをつけてみました。思うがままにおもいっきりネタバレ有で語っていきますのでご注意ください!

*余談ですが思いのほか自分の回りで見た人がおらず、一切の「GOT」トークができておりません。本稿で語るようなことを誰かと語りあいたい・・・

では参ります!

第10位:ジョフリー・パラシオン
さていきなりクズキャラから入ってきました!個人的に本作のクズキャラ三銃士はジョフリー・シオン・ラムジーの3人なのですが(リトルフィンガーみたいな策士系はちょっと別枠)、その中でもジョフリーはナチュラルボーン・サイコで王様やっちゃうのが最高でした。神経質そうに体を揺らしながらしゃべる嫌な奴感はお芝居も含めて素晴らしかったです。キャラ的には大嫌いなんですが、前半~中盤にかけて常に視聴者の体温を上げてくれたのはジョフリーでした。死に様も見事。

第9位:エダード・スターク
われらがスターク家の父上がランクインです。やっぱりこの人からいろいろ始まっているというか、この人の思想や正義が子どもたちにそれぞれ受け継がれたと思うと入れずにはいられませんでした。ジョン・スノウとの関係も後半まで引っ張っていて、1stシーズンで死んでしまったのにずっとその存在感が失われないところがよかったですね。

第8位:トアマンド
"巨人殺し"の異名を持つ野人の重要人物の一人です。本作においてはめずらしく表裏のないさっぱりした性格のいいヤツ感がたまりません。敵方だったはずのジョンを受け入れて、孤立しそうになった時も仲間として信頼しあうところなんかは嬉しくなりますね。後半ずっと「死なないで!」と願っていたキャラクターです。ブライエニーと霊長類最強の子孫を残してもらいたいものです。

第7位:サンダー・クレゲイン
"ハウンド"の異名を持つめっちゃ強い戦士。サンサやアリアにちょっと優しかったり、急にラニスター家を離れたり、何が彼を掻き立てるのかちょっとわかりづらいとこもあるのですが、そこも含めていい感じに"不器用な力持ち"ポジションで味を出してくれました。前半からずっと引きずっていた兄との確執が最後の最後で…っていうのもかなりおいしい役回りでしたね。

第6位:アリア・スターク
スターク家一人目のランクインは次女のアリアでした!シリーズを通して珍しくブレずに一貫して正義を貫いているところが好ポイントでした。一時アサシンに目覚めた時は少し心配になりましたが…結果的に彼女の騎士としての成長が、大人への成長につながっているので、視聴者的にも一番感情移入しやすいキャラクターなんじゃないかと思います。役者本人が撮影の年月を重ねて大人っぽくなっているのも、いい効果になっていましたね。あとはなんといっても"夜の王"との闘いのシーンはお見事!

第5位:マージェリー・タイレル
王妃系では唯一のランクインになりました。まずちょっと目が離れた感じの爬虫類フェイスがタイプです。レンリー、ジョフリー、トメンと、不運にも次々違う王に嫁ぐことになりながらも、それぞれと上手くやっちゃったり、民衆にも愛されちゃったりと、完璧系な王妃なんですが、その天性の愛され力を自覚しちゃってるテヘペロ小悪魔感がたまりません。その死があまりにあっけなく、誰にも悼まれていないのが悔やまれます。。

第4位:ジョン・スノウ
われらが北の王!恐らく本作で一番正しくあり続けた清潔な男で安心して観ていられました。主人公らしく上位入りになりましたが、正しすぎて若干面白みに欠けた感もあるのでTOP3入りはならず。デナーリスとの恋中が始まってようやくちょっとズレ始めましたが時すでに遅し。ジョン・スノウはやっぱり何も知らなかったのかもしれない。

さて、いよいよベスト3の発表になりますが、ここで惜しくもランク外となったキャラクターで、ギリギリまで選考に残った方々を紹介したいと思います!

《惜しくも選外3名》
①オシャ・・・野盗から王家の仕えに這い上がった生命力と、ブランとリコンの頼れるお姉さん感がよかったです。ワンパターン戦法を見破られてあっけなく殺されてしまったのが残念。

②ブロン・・・ラニスター家の頼れる傭兵。物事に頓着が無い感じが魅力だったんですが、あそこまで来るとどこかで男気を見せてくれると期待してしまいました。そんな気配もなく最終話まで難なく生き延びたので惜しくも選外。

③ドラゴン&ダイアウルフ・・・特別にワクワク動物枠で盛り上げてくれた龍と狼を上げさせてください。いいドラマや映画には必ずこういう枠があるものです。

さぁ、そしてこのままTOP3に突入します!

第3位:シオン・グレイジョイ
でましたベジータ系男子の筆頭格にして、クズ三銃士の一角。意地悪で女にだらしなくて本作随一のクズ男が、ラムジーにお株とともに股間をもがれてしまってから、一気に子犬のようにしおらしくなってしまったかと思えば、ここ一番で改心して男気をみせてしまうという…常に新たな表情で楽しませてくれました。知らずに姉のヤーラを口説き始めた時はどうなるかと思いましたが、死に際に救いがあって本当によかったです。

第2位:ジョラー・モーモント
カリーシに身を捧げ続けたカッコいいおじいさんが見事第2位!この人も顔とかたたずまいがカッコイイですよね。重量系のファイトスタイルで「強いおじさん」っていうのもかなりポイント高いです。出てけ!って言われてもめげずに女王を追い続ける健気な騎士道。デナーリスを守って死んでしまうところも完璧。デナーリスの最後の瞬間に立ち会うことがなくてよかったと心から思います。

第1位:ベリック・ドンダリオン
そして栄えある第一位!これはもしかすると意外に思われるかもしれません。むしろ「ここまできてそこ?」という感じかもしれません。「光の王」の名のもとに集う「旗印なき兄弟団」のボスです。この人はなんといっても、眼帯×燃える剣っていう最強の組み合わせで男心を鷲掴みにしてくれました。ホワイトウォーカーとの闘いの中でもこの人の剣が燃えると一気に画が映える!ついでに周囲も明るくなる(見やすくなる)!という最高のスペックの持ち主。ドラクエを実写化する際はこの人に「かえん斬り」を放ってもらいたい。アリアを守って死ぬという最高の散り様で、彼は伝説になりました。

いかがでしたでしょうか??TOP10の顔ぶれには共感してもらえると思うのですが、順番にはちょっと意外性があったかもしれません(特に1位)。やっぱり後半まで生き延びたキャラ、特に最終章での見せ場が多かったキャラに集中していますね。私は強いおじさんが好きなんだと思います。ホワイトウォーカーをさらう時の、ジョン、ジョラー、トアマンド、ベリック、クレゲインたちの揃い踏みなんか最高でした(それで全員TOP10入りとかチョロい)

あとラニスター家は少し迷いましたが結局一人も入れませんでした。彼らは一長一短がすぎるというか…ティリオンの曲者感が最初は好きだったのに後半常識人すぎたり、ジェイミーも改心っぷりが大胆だったり、サーセイはなんかもう…って感じでどうも上位に入れる気になりませんでした。

一気見終えてから約1週間、こうしてキャラクター軸で思い返してみると面白かったな~と改めて思います。見始めたころは人間関係を追うのに必死だったところもあるので、改めてもう一回見返してみると、また違った魅力がみえてくるキャラもいるんだろうな(当分そんな日来ないと思うけど)。

お時間ある方、是非「GOT」ご覧になってみたください。既にご覧になった方、みなさんの好きなキャラランキング教えてください!

KING OF NORTH!!