コーヒーも質問もインスタントで☕
さて、皆様は目の前にいる人が「コーヒーが好き」と聞いたらどんな質問をしますか?
相談援助職をしていると、そんな小さな情報からどんどん広げていくスキルを身につけるんです。
このツイートにあげた質問は一例ですが、実際どんな感じで質問が展開されていくか考えてみましょう!
では、「インスタントですか?」という質問で考えていきます。
ごくごく自然な質問ですよね?
この質問への返答のパターンをちょっと考えてみます。
「そうやで~」
「ドリップに決まってるがな~」
「缶コーヒーやで~」
いろんなパターンがありますよね。
「缶コーヒー」以外の返答の場合、「僕もコーヒー良く飲むんですけど、お湯沸かすのめんどくさくないですか?」みたいな質問を投げかけてみます。
なるべく自然のやりとりにするために「僕も好きなんですけど」って言葉をつけてみるなんてことをしながら、「お湯を沸かすことが一人でできているか」を聞き取ろうとしています。
「お湯は自分で沸かすんですか?」と聞くと、「出来るに決まっとるがな!」と怒ってしまう方もおられるかもしれませんよね。
なので、真正面からは聞かないような質問をするのです。
そんな小細工をしながらの質問で、相手は警戒することなくしゃべってくれるわけです。
すると、次の質問もしやすくなっていきます。
「お湯沸かせたら料理もできますね~(笑)」みたない冗談まじりのことを言いながら、次は「料理ができるか」を聞こうしてしまうこともできます。
では、「缶コーヒー」の場合を考えてみましょう。
もうお分かりだと思いますが、「買い物をどうされているか」を聞くことができますよね。
「カンカンめちゃくちゃ溜まりません?ゴミ出し大変ですやん!」などと言いながら、ゴミ出しについての聞き取りができることもあります。
こんなふうにして「インスタントですか?」という質問だけでも、これだけ話を広げることができます。
友だちや家族とのたわいもない会話のような感覚で聞き取れば、何の違和感もなくたくさんの情報を聞き取れるんです。
これに残りの質問を加えれば、情報量は「コーヒー」という入り口だけでも膨大な量を稼ぐことができるというわけです。
質問も「インスタント」のほうがいいかもですね!
質問力!
恐るべしです!
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