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資さん魂を継承し、一人ひとりが誇りをもって働けるような教育文化の確立を目指して。


藤本 隆之

学生アルバイトを経て正社員入社。店長経験を積み、新店課で県内外のオープンに携わる。現在は、人事教育課長として店長をはじめアルバイトなどの採用・教育に尽力。自身の母も「資さんうどん」店舗にて店長として活躍中。


「資さん」のキャリアをスタートしたのは17歳の頃、学生アルバイトとして働きはじめました。母が「資さんうどん」で店長として働いていたことがきっかけで、最初はお手伝いという感覚で始めたのが懐かしいですね。今でも母は変わらず店長として働いていて、私にとっては「資さん」の大先輩です。当時、学生だった私にとって身近で働く大人はとてもかっこよく見えました。お客さまに寄り添う気持ちを大切にしつつも、お待たせしない様、スピーディーに仕事をしている姿は誇らしく、自分もそんな大人になりたいと思い、「資さんうどん」に正社員として入社しました。

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入社後、まずは店舗での経験を積みました。先輩従業員さんから学ぶことは本当に多岐に渡りましたし、今でもあの時の経験は人生の糧になっていると思っています。その後、店長にステップアップし3店舗での実務を経て、本部の新店課に配属となりました。新しい店舗をオープンする際の準備やサポートをしていく仕事です。店舗数の拡大に加え県外への進出など、環境が目まぐるしく変わっていくタイミングだったので「資さん」のパワーを感じながら、そこに付いて行ける様に必死にくらいついていた記憶があります。
 その後、新店課での業務経験を積む中で、新店舗の採用教育にも関わることがあり、人を育てる事への興味が沸いてきたことをきっかけに、人事教育課へ配属されました。

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最近は、他県への出店も多くなってきたこともあり「資さんうどん」を知らない方を新たな仲間として迎える事が多くなってきました。「資さんうどん」が受け継いできた伝統をしっかりと継承をしていくことを意識して接する様にしています。また、どうしても「飲食店は忙しい」という意識があると思いますので、そういったイメージを払拭できる様、研修教育の場を設けたり、マニュアルを整備していく等、従業員さんが安心して店舗に立てるような流れを確立していきたいと考えています。
 2023年には、実践的な研修を行えるトレーニングセンターを新設しました。店長育成や従業員教育をより充実させることが目的です。今後、社員、アルバイト等、雇用形態に関わらず、教育プログラムを充実させていきたいと思っています。何もわからない状態で店舗に立つと孤立感や働く意義を見失いがちです。昔は「背中を見て学べ!」という風潮もあったと思いますし、それもある種必要なことだと思うのですが、きちんと体系化させて教育を行う事で「資さん」の伝統や在り方をブレずにきちんと継承していけると思うんです。
また、トレーニングセンターで事前に研修を行い、店舗に配属する事で店長の負担も軽くなります。労働人口が減っていく中で、いかに働きやすい環境で人材を育てていくかが課題だと思います。実際に研修を受けた方からは「店舗に立つ前の自信になった」「マニュアルがあることで安心して対処することができた」などの声もあがっていて、それが私の励みにも繋がっています。

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「教える」ということは、会社が大事にしている伝統・文化を未来へ継承していくということだと思います。私自身も店長である母をはじめ、いろんな方に学ばせていただきました。教えてもらうことで教え方も同時に学ぶことがきる。そんなループを産むことが出来れば、どこに行っても資さんは無敵です!企業の成長は従業員の成長があるからこそ成り立つものです。共に成長できる環境を創っていきたいです。