見ながら描くほうがむずくね?

昨日、ふと思い立ってボードゲームの「テレスト」のお題をランダムに選んで思い出しながら何も見ずに描くというチャレンジをした訳だ
お題は「てんとう虫」
記事でも書いたように、まず頭の中のイメージだけを使って描く
その後に、実際に見ながら描くというプロセスを経て、差分を埋めていこうという狙い
時間的に昨夜は前半部分で終わってしまったので、今日は後半の見ながら再現にトライしてみた

元々脳みその中にあった葉っぱに止まったてんとう虫像に最も近い写真をググって拾ってきて模写に挑戦する
結果撃沈
何が難しかったか?
当たり前だが、現実世界には、そこまでくっきりとした境界がない
輪郭が黒く描かれてるわけではないところだ
「てんとう虫」「葉っぱ」ぐらいの大きな単位の区切りはなんとかありそうな線を落としていく事で輪郭らしきものはできた
問題は葉っぱの中とか、てんとう虫の背中とか頭とかだ
特に葉っぱ
よく見るとというか、よく見なくてもわかることだが葉脈が細かく難易度が劇的に高い
葉脈は黒で書きたくなるけど、黒くない
濃い緑色かと思いきやよく見るとそうでもなくて、なんなら白っぽったり黄色っぽかったりする
しかもここは濃い緑で書けば良いなとか、黄色でかけば良いなとかがエリア毎に決まっているのであれば、まだ集中してその色で細かく再現していけそうなものだが、一つの狭いエリアを取ってみても多数の色が密集しており一色を手に取って塗っていくという方法では全く歯が立たなかった

その結果がこれだ
葉っぱの葉脈も全く描けてなければ、てんとう虫の背中の光の加減で表現される丸みなんかも全く再現できていない

模写したてんとう虫
模写しようとしたてんとう虫

いきなり実写を模写するのはハードルが高すぎたのかもしれない
もう少しサンプルとして絵に近く、輪郭があるようなもので、かつ色数の少なそうなものを見ながら真似るところからが良さそうだ

後、これはどっちの練習方法がいいんだろう?と悩む部分だが
時間を掛けて一つの絵を模写するのが良いのか?
あるいは、そもそも大枠を捉えた絵がかけないのだから、一つ一つには時間をかけずに大きく捉えた時に雰囲気が真似できてる状態をどんどんやっていくほうが良いのか?

なんとなく受験勉強などでは
教科書をまず一冊大きくやって何周も何周もやるという、ざっくりと大きくやって細部は繰り返すことで埋めていくのが効率の良い勉強方法とされているところを援用するならば
ファーストステップとしては構造を俯瞰で捉えるところを目指し、それができるようになったら細部を細かく描写出来るようにするのを目指すのが良いんじゃないだろうか?

そういう練習方法も試してみたいと思う
とりあえず、今回は差分に気づくどころか、まるで違うという実体験であった

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