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【オリジナル】4cロマノグリラのすすめ

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こんにちは、すけまるです。

今回、紹介するデッキは『禁断龍VS禁断竜』にて登場したキングマスター、《零獄接続王 ロマノグリラ0世》をフルで活かした【4cロマノグリラ】デッキです。

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【5cディスペクター天門】と似た部分もありますが、ササゲールによる速度の上昇、多種多様な受け札を搭載、一撃必殺のフィニッシャーを搭載することで現環境でもシェアの多いデッキに軒並み有利に立ち回れるデッキが完成しました。

実際、私が使用してCS優勝、友人にシェアしてベスト8や予選通過と好成績を残すことが出来ています。

と、前置きはここまでとして、デッキの解説に移りたいと思います。

1.デッキリスト

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【5cディスペクター天門】でも使用されている《ヘブンズ・ゲート》や《砕慄接続グレイトフル・ベン》、《霊宝ヒャクメ-4》の基盤を利用しつつ、10コス以上のクリーチャーを多く採用することで《流星のガイアッシュ・カイザー》の4コス軽減効果も上手く利用できるデッキになっています。

実際、【シータRX閃】対面などでは、革命チェンジに合わせてガイアッシュ→ジ・ウォッチと繋げたり、ササゲールと合わせてロマノグリラを出すことで蓋が出来るようになり、かなり有利に立ち回れます。

2.構築解説

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このデッキ、『折角、ロマノグリラでデカいクリーチャーを踏み足せるんだから、ギョウ×ジ・ウォッチで実質無限EXターンしたくね?』から構築がスタートしました。

流石に早いデッキ相手には決まりませんが、5cディスペクターなどを始めとするビッグマナのデッキにはこのコンボが決まることも多く、ギョウ&モアイランドが決まるまで無限にこれを繰り返すことで安全に勝ちに行くことが出来ます。

構築し始めた頃にはガイアッシュ・カイザーはおらず、どうしてもロマノグリラやグレイトフル・ベン頼りになることが多かったこのデッキですがガイアッシュ・カイザーのお陰で手札補充は勿論、ボスラッシュのように大型クリーチャーが闊歩する様は圧巻の一言です。

さらにリストを見てもらうとわかる通り、G・ストライクが6枚、クリーチャートリガーが7枚、呪文トリガーが6枚と総受け札19枚採用しており、種類も散らしているため、ラフルルラブなどのトリガーケア札を使用されても突破が困難になっています。

3.各種カード解説

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《零獄接続王 ロマノグリラ0世》×3

このデッキのコンセプトの1枚。登場時の2ブースト、アタック時の大型クリーチャーの踏み倒し、プレイヤーへのアタック制限と他のディスペクターの王と比較しても劣らない性能を誇っています。フィニッシャーになり得る1枚ですが、マナか手札に1枚あればいい点、11コストと重い点から3枚採用です。

ガイアッシュ・カイザーのお陰で、トリガーで出てきたササゲール持ち達と合わせると比較的すぐ着地して蓋をしてくれます。

このクリーチャーからまず出すカードはジ・ウォッチです。基本的に彼を出すことに成功すれば、ほぼ確実に1ターン帰ってくるので、返しにギョウやモアイ、追いロマノグリラが可能です。

墓地からもクリーチャーを出せるのでササゲールで使用したキューティー2で相手のヤバそうなクリーチャーを止める動きなど、臨機応変に立ち回れます。

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《終末の監視者 ジ・ウォッチ》×2枚

このデッキのコンセプトその2。相手のクリーチャーが出た時、または呪文を唱えたらターンが飛びます。相手のターンは勿論、自分のターンでもターンを飛ばすことが出来るので、カツキングなどのクリーチャートリガーが出てきた際はターンを飛ばして、登場時を発動させないなんて動きもやります。ロマノグリラからは勿論、ガイアッシュと合わせて素で召喚もするため、2枚採用しています。

しかも登場時効果は召喚時限定なのでギャイアを貫通する点や攻撃時にもバウンス出来るので、最近流行りのハーデスなどに仕事をさせないというのも偉いポイントだったりします。

そして、このクリーチャーの真骨頂はこいつ+ギョウが盤面に揃うと発揮されます! 相手のターン開始時にギョウが相手のクリーチャーを蘇生→こいつがターンを飛ばすので、実質無限EXターンが起き、まぁ決まれば勝利は確定したも同然です。

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《The邪悪 寄成ギョウ》×1

コンセプトその3。相手のクリーチャーの登場時能力を奪うという何とも凶悪すぎる効果を持っており、クリーチャートリガーケアとして活躍してくれる1枚です。上述したジ・ウォッチとのコンボを狙いたいカードですが、11コストと重い点、先にジ・ウォッチを立てていれば探しに行く時間ができる点から1枚採用です。

そんなこのカードの相手の効果を奪う能力ですが、面白い裁定ばっかりなので、wikiなどで確認してから使用してみてくださいね。

ジャストダイバーやグレンモルトなどの裁定は少し笑ってしまいました。

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《フェアリー・Re:ライフ》×4

初動枠その1。令和のライフは防御も兼ねている。これまでラス盾《フェアリー・ライフ》で涙を飲んだDMPを救う1枚。2コス1ブーストと堅実な能力は言わずもがな、G・ストライクで受けにもなっており、そのターン中のアタックを封じるので、攻撃後に起き上がるダイナボルトや我我我にも使えるのは偉すぎます。

最近、クラッシュ覇道が流行っており、彼が出てきても他のクリーチャーから殴ってきてくれた際にトリガーしたらEXターンを取られなくて済むのは有難い限りです。

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《天災 デドダム》×4

初動枠その2。皆さんご存知、デッキの潤滑油くん。その効果は勿論、色も強い、3コスと軽いのでロマノグリラからベンと一緒に出すなどなど、まぁ弱いことはなーんにも書いてないです。

基本的には次の動きを確保することになるのですが、赤単ならブロッカーを手札に、革命チェンジなど踏み倒しをよくする相手ならガイアッシュを手札にと回収するカードは対面によって変わるので、そこの見極めは大事です。

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《妖精 アジサイ-2》×4

ヒャクメー4の陰に隠れてはいますが、ディスタスの中でも相当壊れている1枚。フェアリー・シャワー効果は勿論、ササゲール2なのでライフ→アジサイ→グレイトフル・ベンという驚異のマナカーブを生んでくれます。

ノメノンやカツキングで処理されたらそこまで。と思われがちですが、次は6マナ域でガイアッシュの素出しや天門、ヒャクメ素出しが出来るのでそこに1ターン使ってくれるなら有難い限りで、処理されても処理されなくとも美味しかったりします。

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《ライフプラン・Re:チャージャー》×2

ライフプラン・チャージャーにG・ストライクが付いたことで潤滑油にも受け札にもなる1枚。ライフやデドダムから繋げれるのは勿論、このデッキであれば天門から出したいベンやヒャクメ、ガイアッシュを拾って踏み倒し対面に圧をかけたり、少数しか入っていなしジ・ウォッチやモアイランドを探しに行ったりします。

使えば使うほど身に染みて有難くなる縁の下の力持ちです。

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《護天!銀河MAX》×2

バウンス効果、盾追加効果のどちらも環境にかみ合っており、受け札として非常に強力なカードです。特に上の効果は素引きしてしまった天門を埋めることで赤単相手への勝率をグンッと伸ばしてくれるので、実質5、6枚目の天門です。

下のバウンス効果も相手の厄介なクリーチャーをバウンス出来るのは勿論、クラッシュ覇道を破壊以外で除去できる点も優秀です。

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《猛菌 キューティ-2》×3

クリーチャートリガー枠その1。相手をフリーズできるので大抵の相手を止めてくれるのは勿論、ササゲール2のお陰でベンやロマノグリラでのカウンターに役立ってくれます。

フリーズ出来て、実質2ブースト&殴れるクリーチャーという唯一無二のカードなので、かなり重宝します。ディスタスなので、勿論、ベンからただ出し出来、自分のターンで相手のクリーチャーを攻撃させないために使用することも多いです。

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《霊宝 ヒャクメ-4》×4

クリーチャートリガー枠その2。トリガー、ブロッカー、ササゲール4、ブースト&ハンデス、色も強いとマジで意味が分からないくらい強力なディスタスです。こいつのお陰でディスペクターは更に強くなりました。ベンからタダ出しする第1候補ですが、ガイアッシュ・カイザーの裏目があるので入ってそうな対面にはハンデスで引っこ抜くかターンを跨いで、次の自分のターンで踏み倒し→ササゲールの動きを取るといいでしょう。

忘れられがちですが、選ばれた時にもブースト&ハンデスがあるので忘れずに処理しましょう。(僕も何回か忘れたことがありました…)

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《ヘブンズ・ゲート》×4

言わずもがなの最強クラスのS・トリガー。このデッキはグレイトフル・ベン、ヒャクメー4の2体だけですが、エモーショナル・ハードコア、ロマイオン、ネロ・グリフィスⅡ世、ネバーシデンド、ウェルキウス、るる&ルシファーなどなど、光のブロッカーがでれば出るほど強くなります。

基本的に受けとして活躍してくれますが、手打ちも良くします。ここからベン2体を着地させ、ヒャクメやアジサイでリソースを伸ばしていき、次のターンで締めもプランの1つです。

上述しましたが、赤単対面では銀河MAXで盾埋めするので手札に来たら1枚はキープしておきましょう。

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《流星のガイアッシュ・カイザー》×2

最強のカウンターカード。リベンジ・チャンスのような効果で相手の踏み倒しに反応して飛び出してきて、2ドロー&10コス以上の4コス軽減、アタック封じは弱いわけがありません。このデッキであれば、ロマノグリラ、ジ・ウォッチ、ギョウ、モアイがこのクリーチャーのお陰で早期着地するので、素出しも全然します。

手札からなど、領域を指定する文章が効果内に無いのでグレイトフル・ベン下なら、エンド時に相手のマナから召喚できることも覚えておきましょう。

正直、アマテラス・キリコのデッキにも必須級と思われるので、カツキング同様、値段は落ちなさそうだぁと思ってます。3~4枚積みたいカードではありますが、受け札を増やしたかった点、ライフプランやアジサイなどでほしい時には探しに行ける点から2枚で問題はありませんでした。

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《砕慄接続 グレイトフル・ベン》×4

マナからの召喚は勿論、大量マナブースト、ブロッカーと最強クラスのディスペクターであり、このデッキには欠かせないカードなので4枚必須です。

王来編第3弾で一気にディスタスの強さが加速したので、こいつの評価もうなぎ上りに上がりました。基本的にはヒャクメを出すことになりますが、アジサイでの手札補充、キューティでのフリーズと臨機応変に立ち回るのが大事になってきます。

そして、マナからのロマノグリラの召喚やジ・ウォッチ素出しまで出来るのでこいつが着地してターンが帰ってくれば宇宙です。上述のガイアッシュとの組み合わせも忘れずに。

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《古代楽園モアイランド》×1

呪文は勿論、D2フィールドまで止めれる最高クラスのフィニッシャー。個人的には自由枠のこの部分ですが、今回はナイトループに対する決定打が欲しかったので採用。

ジ・ウォッチ&ギョウでの無限EXターンの際にこいつで相手の呼び起こしたタップクリーチャーをどつくと盾をマナ送りにできるので、より確実な勝利が出来ます。10コス以上のフィニッシャーという点でガイアッシュから出せるので、こいつはこれから株が上がりそうな気がしています。

4.採用候補カード

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《超神龍バイラス・カースド》

攻撃誘導&トリガーを完全にケアできる最高峰のトリガーケア札。かな強いのですがオーバーキルな点、ナイトループはS・トリガーを使う訳ではないというところから今回はモアイランドに枠を譲りました。

攻撃誘導の効果もこのデッキならロマノグリラで事足りているというのもありました。

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《ディスタス・ゲート》

トリガー&どこからでもディスタスを出せるということで、デドダムで墓地に送ったヒャクメー4やキューティを出す動きが強い1枚。

合計が7になるようにという点を生かしたかったため、最初はブロンズー1と共に入っていましたが、もっと直接的に赤単へ刺さるトリガーを採用したいという点で今回は銀河MAXに席を譲りました。

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《Disアイ・チョイス》

グレイトフル・ベンといえばこいつ。と思われる方も多いと思います。実際、構築の初期段階ではこのカードも搭載されていましたが、唱えて強いトリガーが天門しかなかったり、そもそもこいつは天門対応していないということで今回は不採用となりました。

と言ってもこいつが弱いわけではないので、上記のディスタス・ゲートと共に採用も全然ありです。

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《無頼 ブロンズ-1》、《龍魂珠》

単色のブースト持ちディスタス。ササゲール能力によりどちらも活躍の機会があり、ディスタス・ゲートと組み合わせても良し、素出ししても良しと使い勝手の良いカードたちです。

上記のディスタス・ゲートが抜けた点。早期にガイアッシュを拾うためにライフプランを搭載した点から今回は不採用。

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《DG-パルテノン 〜龍の創り出される地〜》

メタカードをこのデッキに採用するのであれば…と言われたらあがる1枚。

今回は赤単我我我やシータRX閃などのビートデッキや5cディスペクター天門のデッキを重く見ており、ゼロルピアは切ったので不採用。このカードがあるだけで勝率が大幅に上がるデッキもあるため、環境読みで入れるのも全然ありです。

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《壊滅の悪魔龍 カナシミドミノ》

正直、『誰、お前?』と思われる方も多いと思いますが、常時パワーマイナス1000が出来る上に破壊すれば破壊するほど相手の盤面を壊していく強力な1枚です。

現在、流行っているジョー星ゼロルピアのゼロルピアやステップル、墓地退化のデスマーチ、赤単のブレイズクローやコダマンマGSなどは軒並みパワー1000なのでこのカードが間に合いさえすれば、完封できてしまいます。

そう言ったデッキを重く見るなら入れたいところですが、母数が少ない点、最速で立てないと意味がない点から採用を見送っています。ローズ・キャッスルも同様の理由です。

5.各対面に対するプレイング

VS【赤単ブランド】 有利

兎にも角にもトリガーゲームではありますが、デッキの半分が受け札な上に最近では最速3キルではなく安定して4キルを狙う動きが増えてきているので、マナブーストなどは間に合いやすいです。

手札に天門の当たり札を抱えておきつつ、銀河MAX→天門を埋める動きも意識いながら立ち回りましょう。

VS【シータRX閃】、【シータガイアッシュ覇道】 微有利

踏み倒し前提の山なので基本的にはガイアッシュを探しに行くところから始まります。相手が警戒してチェンジしてこなくとも探す過程でマナが伸びているため、グリラ&ジ・ウォッチの盤面をゴールに立ち回ることが出来ればゲームセットです。

逆に相手の山札にもガイアッシュが入っていることが想定されるので、踏み倒しをするのは出来るだけ避けたほうが無難でしょう。

VS 【5cディスペクター天門】 有利

基本的はこちらの方が早く動けるため、先にグレイトフル・ベンを立てれるように立ち回ることを意識します。対面がフィニッシャーとして採用しがちなギャイアはジ・ウォッチ素出しで貫通できるので、マナを伸ばしてこの対面もロマノグリラ&ジ・ウォッチを目指します。

ドンドン火噴くナウ&ロマノグリラでこちらのターンにジ・ウォッチが処理されるとまずいので、ジ・ウォッチ×2&ギョウやモアイランドが立つまでは無理に殴りに行くのは控えた方がいいでしょう。

VS 【ジョー星ゼロルピア】 不利

構築段階で切っており、勝ち目は薄いです。一応最速ムーブを決めて相手が事故っていたり、ヒャクメー4でキーパーツを抜ければワンチャンスはありますが、基本的には無理対面だと思っておいていいでしょう。

VS【墓地退化】 不利

こちらも構築段階で切っており、コンボが決まってしまってバルカディアが立ったらわりとお手上げです。最速で決まらないことを祈りつつ、相手のキーパーツをヒャクメで抜けるようにお祈りしましょう。

一応ガイアッシュ→ロマノグリラで耐えれますが、Vol-Val-8は受けれませんし、ギョウは登場時を奪われるのでかなりしんどいです。

6.最後に

かなりの長文になりましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

現環境に一石を投じることが出来るレベルの非常に強力なデッキが完成したと自負しています。

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ぜひ、ボスラッシュのように大型クリーチャーで制圧する爽快感の味わえるこのデッキ、皆さんも一度使用してみてくださいね!

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