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経営を続けることより従業員の幸せを考えるべき理由

これは結構厳しい考え方なので、今とてつもない危機に瀕している方は見ないことをお勧めする。

経営を続けることは、ものすごく大事。

大事だけどそれしか考えないなら将来性はない。

例えば売り上げが減った時に、アルバイトを減らすとか従業員をクビにするのは完全にお店側の都合。

本来は、雇い主の努力が足らないせいで売り上げが上がらず、お給料を払えませんと頭を下げて謝罪すべき。

ところが周りのお店を見ているとそんな姿は一切見ない。

要は従業員との信頼関係が築けてない。

SNSのフォロワーならそんな付き合いでいい、だってお互いにそれぐらいの距離感だから。

何が言いたいかというとそれだけ従業員を雇うことは重いという自覚があるか?ってこと。

11年前自分が新入社員として配属された時、その時の店長に社員よりアルバイトの方が大事と言われた。

その頃はなんのことか分からなかったが、店舗を持つ人間からすると社員は会社が雇った人間で、店長と同じ立場つまり同僚。

同僚の心配をする必要はないが、アルバイトは大切な労働力

この労働力を上手に使うことが店主としての役割。

あえて労働力と言ったのには理由があって、これはすなわち時間を頂いていること。

店長が一人で店を回せるなら、店長の時間を使うだけでよいが、それじゃあ全然足りないから時間を借りている。

その代わりにお金を払っている、だから時給。

もちろん社員も同じことが言えるので、社員の時給は会社が払う。

会社は社員を、店主はアルバイトをという構図なのだ。

それを教えてくれた最初の店長は他にも大切なことを色々教えてくれた。

その話はまたの機会に。

話を戻すと、従業員はコマではなく歯車の一部と捉える方がいい。

歯車が抜けると他のもので補う必要がある。

結局それが自分の時間や会社の利益であるはずが、なぜか出し渋る。

歯車のない機械なんてただのポンコツだと言うのに…。

ここで信頼関係が築けていれば、自分たちのためにこんなに頑張ってくれている会社に何かお返ししたい。

時間という名の労働力を無償で提供しようとなる人だっているかもしれない。

期待をするのとはまた違うが、それが人間と機械の違いだと思う。

まとめると、従業員の幸せとはつまりあなたへの信頼度

これは仲がいいとか、ましてやお金をくれるとは全く違う。

むしろ有料オンラインサロンや講演会など、お金を払いたい人が集まっている、それは払うだけの価値をその人が持っているから。

そこまでは無理にしても、せめて労働力を提供しようと思ってもらえる人間かどうか?

ぶっちゃけ「給料下がっても働いてくれる?」と聞いてみてもいいかもしれない。

その返事が「ちょっと厳しいですね」なのか、「いやいや店長それは無理だわー」なのかによってあなたへの信頼があるか分かります。

前者の場合、一刻も早く自分の時間やお金を費やし、目に見える形で従業員を幸せにしなければならない。

それが遅れると取り返しのつかないことになるという危機感をもつことが、危機を乗り越える力となることは間違いない。

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