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それって誰のためにやってるの?

日頃からお客様と会話していると、「今自分はどうでもいい話をしているな」と思うことがある。

相手がどう感じているかはわからないが、相手も同じように思っている可能性が高い。

でも意外や意外、そんな会話でも盛り上がったりする。

実は相手のことを考えに考えての発言より、ふと気づいたこと世間話の方がお互い心地いいということ。

なぜかは後で説明する。

接客というのは難しいもので、相手のためだと思ってすることが、逆に困らせてしまう場合がある。

美容室で話しかけて欲しくない人がいるのは、プレイベートで仕事の話や気遣いをするのが面倒だから。

だってその人が普段からお客様と会話する仕事なら、休みの日ぐらいはしたくないと思うでしょ。

だから私は美容室に行かなくなったんだよ!

…すみません取り乱してしまいました。

つまりは相手のためを考えてるはずなのに、自分のためにしかなっていない。

逆に自分のためにしたことが相手のためになったりする。

ここに気づいてから、その行動は一体誰のためになっているか?を意識するようになった。(と言いながら気づいたのはつい最近)

それからはまず自分のため、その後相手のためという順番で会話したり物事を考えたりしている。

ここで勘違いしてはいけないのが、最初の自分のための部分を相手に悟らせてはダメということ。

それはただ自己中なだけで終わってしまう。

そう見せないために必ず相手の目を見る。

目を見て話せば、「自分に話しかけてくれているんだ。」と感じる。

話しかける内容がまさか自分とは関係ない自己中な発言とは誰も思わない。

あとは自分の話したい内容や、自分のことを話せば自然と相手の情報が見えてくる。

「映画の話に共感しているな」とか「ゴシップ好き」、「宇宙の話がしたそう」とか。

そこで初めて相手の好きな話題を振る。ここがトークの最大の盛り上がりとなる。

これは接客とか会話の話だけではなく、あらゆる行動の原理原則だとも言える。

地方の地元を活性化したいと思って、街のみんなに声をかけたら無視された。

相手のためを思って行動したことが裏目に出る典型的なパターン。

これを先程の話で言い換えれば、まず自分やりたいこと、実現したいことを相手に伝える。

その反応を見て、どこなら興味を持って話をしてくれるかを探る。

相手が「自分にも利益がある」と思ったら話を聞いてくれる人なのか、「若い人を応援したい」という親心を持っている人なのか。

自分のやりたいことは、どこまでいっても自分のためでしかない。

相手のためになんてのはおこがましい。

まとめると、相手のために何かする場合はかなりの準備と知識が必要。

逆に自分のためならそこまで悩まなくていい。ただし押しつけになっていないかは常に注意する。

冒頭のなんでもない会話で盛り上がるのは、お互いに自分のためしか考えない状態でもできるから。

これから新しいことを始める時に忘れてはいけない内容だったので、記事にして保存しておくことにする。

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