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意識が飛びそうになって気づいた『お店のコンセプトの割と簡単な決め方』

プレオープンまで2週間となりまして

ついに、やっと、ようやく今回オープンするお店のコンセプトが決まりました。

というわけで今回は、コンセプトの決め方というか、コンセプトってなんぞや?という疑問が解決できたのでそのご報告となります。

お店のコンセプト

『働く』だけじゃなく『遊ぼう!』
平日はコワーキングスペース、週末はボードゲームカフェに変わる不思議なお店

実は先日まで、コワーキングスペースとしてもボードゲームカフェとしてもレストランとしても利用できる複合スペースみたいな感じでした。

実際、クラウドファンディングもそのコンセプトでやっていましたが、結局変更しました。

で、なぜ今回変わったかというと、それまで考えていたことはコンセプトではなく、ただ単に中身だから。

要は、「何をやっているお店か?」という質問に対しての答えであり、「なぜそのお店をやっているのか?」への答えではなかったという訳です。

そもそも、複合施設にした理由は、仕事・遊び・食事など、「どれか一つのジャンルに固執したくないなぁ」という思いからでした。

まあだから概ね合っていたのですが、それはあくまでも自分の望みであり、理想でしかありません。

コンセプトというものは、傍(はた)から見たときに合理的かつ、論理的に理解できる=納得できるものである必要があると気づきました。

そうです、コンセプトは客観視して決めるものなのです。

きっかけ

とある寒い日に、外での作業をずっとしていたら、手足が冷たくなり、カタカタと体が震えてきました。

慌てて店内に入って、ストーブで温まっているとだんだん意識がボーッとしてきて、なんかふわふわした気持ちになりました。

その時にふと、「このお店にどんな人がくるのかなぁ…」と想像しました。

そしてその人にお店の説明をしようとしたら、なんと全く言葉が思いつかなかったのです。

困ったなぁと思っていたら、今度はたくさんの人がお店にいて楽しげに話している様子が浮かびました。

そこでは、楽しく遊んでいる人たちがいました。そしてなんでそんなにたのしそうなのかなぁと思っていると、普段はみんな仕事ずくめでストレスが溜まっているからでした。

「週末ぐらいは遊びたいのはみんな一緒なんだなあ…」あっ
コンセプトそれにしよ

となったのですが、ここまでの妄想は時間にして約十秒。

意識がちょっと飛びそうになったことが、必要だったのか分かりませんが、とにかくあるタイミングの想像を2回すれば結構コンセプトって決まるんです。

初回と最盛期

具体的な方法を解説すると、まず初めて来店してくれた人、もしくは知ってくれた人に対して伝えたいことをリスト化します。

例えば飲食店なら、美味しい料理を出したい、1秒でも早く提供したい、地域で一番安くしたいなど。

で、それを一番お店が忙しいタイミングに来たお客様であったとしても、必ずちゃんと感じてもらいたいこと、それがコンセプトです。

さらにどんな状況でもそれを感じてもらうために必要なこと(方法)が、お店のウリとなります。

さきほどの飲食店の例で言うと、美味しい料理を出したいなら、どんなに忙しくても「シズル感が半端ない」あつあつの鉄板料理、「出来たてふわふわな」パンケーキ。

つまり、最もお客様に感じて欲しい形容詞こそがコンセプトの本質です。

ウリは、「1テーブル1人のスタッフが付きます。」とか「オーダーが入ってから焼いています。」といったところでしょうか。

どんなサービスでも、この初回と最盛期の差が生まれてしまっては、それはもはやコンセプトではないかもしれません。

でも実際のところめっちゃ難しいですよね。

だから僕の場合は、平日と土日を分けてしまうというちょっと無茶な方法をとりました。

さらに食事はちょっと別枠に移動しました。

でもここまで絞ることで、やりたいことや伝えたいことがハッキリと浮かんできて、やらないことも決めることができました。

もちろん余裕が出来てくれば新しいコンセプトやウリを追加してもいいと思います。

「なぜそのお店をやっているの?」

週末にボードゲームで遊ぶために、平日仕事を頑張っている人を応援したいから!

だから、平日は集中できる環境で、週末はみんなでワイワイできるお店に変身するんです♪

そのお店の名前は…

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