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【自営業啓発note】新しい生活様式は、受け入れるだけじゃなく利用すべき

7月を迎えるにあたって、自営業者は大きく3つのことを知っておく必要がある。

1つ目がレジ袋の有料化、2つ目がキャッシュレス5%還元の終了、3つ目がコロナの第二波である。

まずレジ袋の有料化により、お持ち帰り用の袋を無料で提供することを禁止される。

これにより、袋がもらえないことへの不満が噴出するだろう。

有料化することは一見売り上げが上がりそうだが、袋の需要が減れば仕入れの値段が上がったり、もし近隣にルール違反者(もしくは知らない人)がいればそちらで購入されてしまう。

そしてキャッシュレス還元が終了することの影響は、サービス提供事業者の営業スタンスに現れる。

導入のきっかけがなくなることで、今後導入する人やお店には事業者側が強気でサービスを勧めてくる。

いざ使いたい時には不必要な初期費用や手数料がかかってくる。

ここまではまだそこまで大打撃とはならないが、とどめの一撃とも言えるコロナ第二波、つまり新しい生活様式。

これが非常にやっかい。

例えば、飲食店のソーシャルディスタンス。

どう考えても店舗の回転率が下がる。

そしてマスクやアルコールなど備品の購入、手洗いや安全確保のための周知、案内の徹底など。

これでもかと言うくらいお店の手間が増える。

最初は耐えられたとしても、これが1年以上続くと流石に厳しいと思う。

のんびりしているとお店を閉めることになってしまうかもしれない。

ただ、3つ目の新しい生活様式だけは受け入れるだけじゃなく、うまく利用すると言う選択肢もある。

その方法を解説していく。

***

まず大前提として、お客様にお店への理解を深めてもらう必要がある。

そのためには自分たちのお店が精一杯営業していること、そしてお客様にご迷惑をお掛けする可能性が高いことをしっかり伝える。

この2つはお店の前に張り出してもいいぐらい大事。

忘れてはいけないのが、お店とお客様では考え方や立場が全く違うこと。

コロナ化でもマスク不足を批判されたドラッグストアがいい例である。

「私たちも生活がある」「あなた以上に対策を強化している」

これは意外と伝わっていないので、声を大にして宣言すべき。

次に、価格営業時間の見直し

ここからはお店への理解があると言う前提となるが、抜本的に商品の価格は見直すべき。

シンプルに、すべての商品の値上げを実施する。でいいと思う。

仮にこの値上げで客足が減っても、単価で補填できる程度を想定する。

もしその結果お店が潰れたとしても早く結果が出てよかったと考えればいい。

逆に、それでも続けられたら理解のあるお客様がいて、自分のお店のファンがいるという裏づけになる。

それがなければどのみち未来はない。

さらに営業時間は、もちろん時短

営業時間を減らせば自分の時間を確保できる。

その時間で新しいサービスや、商品など、価格を上げてもファンが増える仕組みを考える。

今考えるべきは集客方法というより、どんなニーズが生まれているか?

テレワークが増えることで、Wi-Fi環境があるカフェの需要が増える。

一方で静かな喫茶店で仕事がしたいというニーズがあるなら、純喫茶であろうとネット環境を整えればいい。

この新しい常識が山ほど生まれている現状を一刻も早く理解する。

そして今までにない新しい価値観で、営業をやる。

これは自論だが、もし普段の状況なら「ここまではやりすぎかも」「お客様になんと説明すれば…」となるが、今は全部…

コロナのせいにしちゃえばいい

ってこと。

これは今しか使えない。先延ばしにすればするほど使いづらくなる。

「今更店の雰囲気を変えたくない」
「そこまでのエネルギーがない」
「そもそもやり方がわからない」

そんなふうに考えてる人は、

「お店が変わったらどうかな?」→お客様
「誰か手伝ってくれる人いないかな?」→同業者や知り合い
「インターネットを使う方法って?」→国や行政、その辺の若い人

いろんな人から情報をもらい、誰かに助けてもらえばいい。

それを恥ずかしがっていても店がなくなるのを待つだけ。

もう一度言います。

これが使えるのは今しかないです。

新しい生活様式が普通になってしまう前に、できる一歩を踏み出しましょう。

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