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2022/05/26(木) #16 : suke 

昨日から俺のバイト6連勤初日がスタートする。
忙しい日々が始まってしまうなぁ。

1日目の昨日は前回の日記でも書いたように、昼前に家に帰宅し、夕方から居酒屋の方のバイトだった。

水曜日だし、たいして忙しくないでしょ。
てか、もはや暇であれ。
そう思っていた。

結果、死ぬほど忙しかった。

ほとんどずっと満席でそれが何回転かするほどに。
疲労の関係もあって、コロナ明け以降1番疲れた気がする。

結構、後輩のバイトの子に任せたことが多かった気がする。ごめんな。

途中、意識を失い倒れるところだった。
危ない危ない。

バイト後、家に帰るとマンションの下で車を駐車している女性がいた。

俺と同じ階に住んでいるご近所さん。
バレエの先生をしていて黒木メイサ似の美人な方。
しかも、車は赤色のベンツ。覚えるに決まってる。

赤ベンツいいなぁ。いつも思ってた。

その人が車を降りマンションに入ろうとしていた。
だが、俺は気づいた。赤ベンツのライトが付けっぱなしであることに。

そこで俺は思い出した。

俺は前にhikoとの山梨旅行で駐車場でライトを付けっぱなしにして、バッテリーが上がり車が動かなくなるというミスを犯した。

だが、保険に入っていたことにより1度だけサービスを使うことができ、なんとかロードサービスに助けられたということを。

これは言うべきだ。俺らと同じ目に合わないためにも。

俺はすぐに走り出し「すみません」と一言声をかける。

続けて「車のライトが…」と言いかけながら車を指しながら振り返るとちょうどライトが消えた。

あれ?なんで。少し恥ずかしい思いをした。

「あ、ライトのこと言おうとしてくれたのね!ありがとう。」と優しい返事をしてくれた。

高級車って自動でライト消えるんだー。いいなぁ。

そこから一緒にエレベーターに乗り、帰ることに。

「大きくなったね。時間経つの早いね!」と言われた。

「そうですね、よく会っていたのは僕が小学生の時とかですもんね。」と俺が返す。

続けて「息子さんと娘さんは元気ですかー?今は学生ですか?」と俺が尋ねた。

「今ね娘と息子はドイツに行ってるの。」

ん?ドイツ!? 即反応してしまった。

息子は小学6年生の頃に、娘も中学2年生くらいにバレエ関係で2人ともドイツに行ってしまったらしい。

すごすぎ。子ども2人ドイツに赤ベンツて。

赤ベンツいいなぁ。

「だから、家はいつも静かで少し寂しいよ。」と言っていた。

そりゃあそうだよな。自分の子どもが小さい頃からドイツに行き親から離れてしまうなんて。

「たしかにそれは寂しいですね。」と共感した。

そんな感じで会話を軽くしていたら自分達の階に着いてしまった。

「学校とか色々頑張ってね!」みたいな感じでお別れした。

少しの時間だったが面白い話を聞けてよかった。
ちょっと仲良くなった。
声掛けてみるものだなと感じた。


赤ベンツ俺にくれないかなぁ。
貸してくれるだけでもいいからさ。


次の日、バイト連勤2日目。

今日は酒屋のバイトだが、いつものお店ではなく別の店の人手が足りないらしくヘルプに行くことに。

今月入ったばかりでまだ全然仕事を覚えていない使えない俺がヘルプって。

「猫の手も借りたい」ってこういう事なんだろうか。

俺はそのヘルプのバイト先にフラッと現れた。

バイトはずっと暇で俺いなくてもいけたでしょ。
もはや雑魚の俺だけでもいけたくらい。

バイト後は「ヘルプありがとうございました。助かりました。また機会があればよろしくお願いします」と感謝された。

そこのバイト先で日本酒2瓶とグラスを貰った。
ふつーに嬉しい。ありがたい。

ここ2日間で助け合うということをかなり思い出した、感じた気がした。

明日はバイト3連勤目、折り返し地点だ。

頑張ろう。

By suke.

ヘルプ先で貰った普通に使える可愛いグラスを
添えて

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