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中世の食と健康~室町時代~

こんにちは!助川です。

前回は「鎌倉時代」の食についてお話いたしました。

調べながらお茶の文化や1日3食、味噌や醤油が出来上がった時代と知り、この時代の食が現代にも伝わっていることに感心を抱きました・・・。

今回は「室町時代」の食と健康についてお書きしたいと思います!


【和食の基礎がこの時代で誕生?!】

室町時代では「主食・1種類の汁物・3種類のおかず」という

いわゆる【1汁3菜】の和食の基礎が生まれました。

これは日本など急な山が多い地形の国から採れる口当たりがよくクセがない水、「軟水」のおかげで出汁などを使用した調理方法が発達したからだと言われています。

※軟水地域では「煮る・茹でる・出汁」、硬水地域では「炒める・焼く」が発達。


平安~室町時代にかけて自然災害の影響による大飢饉や餓死・疫病の流行により多くの人が亡くなってしまったことから、武士・庶民間で「しっかり食べることで健康を保とう!」という考えを持ち始めたようです。

上図:天明の大飢饉

この時期から、武士と庶民の格差がある身分でも食事格差が減少しだしたみたいですね!

それは庶民にも過去貴族がメインとしていた「焼き物・煮物・蒸し物・汁物」が普及し、健康的な食生活を獲得できるようになったからです。(もちろん使う食材の差はあると思いますが)


食料のありがたみを知っているからこそ「食べて健康に!」を掲げられる時代だったのですね。

今ではあることが当たり前になっていて「食べない」という選択肢が蔓延ってしまっています・・・。

確かに過剰に食べ過ぎているのも否めませんが「○○抜きダイエット」「○○オフ健康食法」など極端な方法はやはり首を傾げるしかありません・・・。

一度寺修行に行ってみたらいいのかも知れませんね!!笑


助川

※参考文書:日本成人病予防協会 ほすぴ



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