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プロジェクトの行方
3チームが各々取り組んできた助太刀プロジェクト。
その成果(経過)の報告会が、2022年8月に行われました。
コロナ禍で延期に延期を重ね、ようやくの開催になったもののまたしてもコロナの波に飲まれ、クラブメゾン×島田綾チームは残念ながら参加が叶わず、また鳥塚×鵜飼太郎チームも、事業者側のみの登壇となりました。
そんななか、報告に興味をもって参加してくれた市内の事業者も。人材活用の一手段として知ってもらう機会にもなりました。
報告は、各チームに事務局がインタビューする形で進行。
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あおば(学習教材販売)×上田茂雄チーム
(テーマ「長浜をコンピュータ王国にしたい」)
あおばの渡壁佑樹さんは、プログラミングの出前授業を積極的に行う意義について、「存在価値の改革」と説明。「教材販売の事業者」から、「教師の困りごとに寄り添い解決策を提示できる」事業サービスを展開してきたかったといいます。
プログラミング授業の指導レベルを上げていくにあたって、子どもたちへのプログラミング指導を事業として行っている上田茂雄さんに助っ人としてサポートしてもらおうというのが、当初の目的でした。
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コロナ禍による影響
チームとして出前授業を行うことが、いちおうのゴール設定でしたが、感染対策もあって上田さんが教壇に上がることができなかったのが、なにより残念でした。
子どもへの指導は現場にいることこそが大切。「教育は肌で感じるもの、ということが実践できなかった」と上田さんも残念がりました。
渡壁さん単独での出前授業ではあったものの、オンラインミーティングを重ねて効果的な指導法を上田さんによる効果的な指導法「アップデートした授業ができた」と喜びました。
チームとしての今後
今回は理科の単元でプログラミングを活用する内容でしたが、今後他の教科でもプログラミングを活用した授業展開が期待できると話すお二人。
アイデアの提供やアドバイスは惜しまないと、上田さん。そんな力強い言葉をもらい渡壁さんも「先生がたのサポートや提案をよりいっそう強めていきたい」と意気込みます。
鳥塚(アユ養殖)×鵜川太郎
(テーマ「釣って楽しい、食べておいしい、アユをもっと身近な存在に」)
アユを養殖し、食材として、また釣りのための河川放流用として卸売りする事業を行う「鳥塚」の鳥塚康弘さん。業界内では「昔は良かった」と好景気時代を振り返るような話になりがちで、未来を見据える議論が少ないことを憂いてきたそう。
養殖アユの価値を改めて高め、市場を拡大することで、業界を盛り上げていきたいと常々考えてきました。
そんなブランディング再構築のパートナーについたのが、全国の中小事業者の金融・経営コンサルティングを行う鵜川太郎さん。鳥塚さんにとっては、業界を客観視できる「よそものの視点」をも期待してのことでした。
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長期的な戦略
業界全体の底上げが目的となってくるだけに、長期的な取り組みを当初から想定。最初のステップとして、鵜川さんに業界の仕組みを把握してもらうに。
鳥塚さんいわく「特殊な業界」。食材の仲卸業者や飲食店、漁協組合など多様な関わりがあります。鵜川さんに「現場」を知ってもらうため、取引先との打ち合わせや現地視察に鵜川さんを帯同し、肌で感じてもらっています。
業界に新風を
現在は、定期的なオンラインミーティングの傍ら、こうした現場を知ってもらう段階。今後は、業界の活性化に成功した事例を現地に赴いてリサーチしたり、鳥塚さんのように危機感を感じている同業者との連携をも図っていきたいと考えているそうです。
旬のある生き物を扱う業界ゆえ、繁忙期はまったく身動きがとれないこともあるという鳥塚さん。鵜川さんとともに動く時間をうまく捻出して、取り組みを進めていきたいと考えています。
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