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事業者紹介2 株式会社あおば

助太刀では、今年度3チームのプロジェクトを実施します。2チーム目が、あおば✕上田茂雄さん。
今回は、事業者のあおばさん、その3代目渡壁佑樹さんについて紹介します!

事業者→本プロジェクト趣旨に共感し、名乗りでてくれた長浜市内の事業者
助っ人→事業者の課題や模索を伴走支援する、市外在住者


小学校のとき、教科書とは別に、裁縫セットや書道セット、ドリルなどを購入した思い出はありませんか?
こうした学習教材を取り扱い、学校にすすめる役割を担っているのが、あおばさんです。

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創業からおよそ50年。長浜のほか米原、高島市の小学校を取引先として、現在は3代目である渡壁佑樹さん(31)が主力となり、ほぼ毎日各学校を周ります。渡壁さんいわく「学校関係の総合商社ともいえるような存在」です。
そんなあおばさんのモットーは、「先生がたと一緒に教育現場を支える」ということ。

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(写真:神照小学校前にあるあおばさん)

単なる販売業者ではなく、子どもたちの学習効果を高めるためにできることを模索してきました。それが、今回のプロジェクトテーマにもなっている、出前授業の実施です。
祖父や父の代からも、粘土工作などの出前授業を行なってきたそうです。
せっかく取り入れた教材も、うまく活用されなければ意味がありません。教材の特質をもっともよく理解している立場として、先生への伴走支援として行なってきた、あおばさんならではのサービスです。

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(写真:あおばのスタッフのみなさん。中央が佑樹さんの父で、2代目の十郎さん)

そして、訪れた小学校でのプログラミングの必修化。専用の科目が設けられるのではなく、理科や算数の授業のなかで、プログラミングの論理を取り入れるという形です。
プログラミングという専門的な分野であるため、先生自身も理解を深めなければならず、とはいってもそればかりしていればいいわけではないーー。現場でも戸惑いがおきています。
日頃から頻繁に学校へ通い、先生がたとコミュニケーションを深めている渡壁さんにとって、こうした現場の混乱がよく伝わってきます。

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だからこそ、先生へのプログラミング教材についての講習、そして出前授業を受け持ちを申し出てきました。出前授業は評判がよく、「次々に依頼が来るものの、身体が足らない状態」だそう。
そんな渡壁さんもプログラミングはもともとまったくなじみがなく、小学校での必修化にあたって独自に勉强したといいます。

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(写真:実際に小学校のプログラミング授業で使う教材を説明してくれる)

あおばさん独自の学校との関わり方は、「あおばさんなら任せられる」という先生からの信頼があるからこそ。先生という仕事は異動がつきものですが、学校が変わっても、「またにお願いしたい」と声をかけてくだいます。
こうした関係を構築してきたからこそ出前授業が実施できているともいえるのです。

上田さんとの出前授業は3学期に実施を計画
子どもたちの指導に長けた上田さんのアドバイスをもらいながら出前授業をどうアップデートしていくか、今後上田さんとオンラインでの上田さんと打ち合わせを重ねていきます。さらに先生を交えて上田さんと議論ができればと期待しています。

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(写真:オンラインでの打ち合わせの様子。下段中央が渡壁さん)

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