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助っ人紹介3 鵜川太郎さん

助太刀では、今年度3チームのプロジェクトを実施します。3チーム目が、鳥塚✕鵜川太郎さん。
今回は、助っ人である鵜川太郎さんについて紹介します!

事業者→本プロジェクト趣旨に共感し、名乗りでてくれた長浜市内の事業者
助っ人→事業者の課題や模索を伴走支援する、市外在住者


鵜川太郎さんは現在34歳で、千葉県にご家族とお住まい。
経営コンサルティングを行う「株式会社Svet Strategy(スヴェットストラテジー)」を営んでいます。

主な顧客は北海道から九州まで全国の中小企業経営戦略の立案と実行、新規事業開発、マーケティングなど幅広い領域をパートナーとともに提案し、お客さまの未来を切り開くお手伝いをしています。

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前職のみずほ銀行時代には、営業として中小・中堅・大企業・東証1部上場企業まで幅広に担当。様々な規模や業種の取引先社長と関わってきた経験をもちます。
鵜川さんの強みは、実務と理論をあわせもつこと。

中小企業の企業再生事業に携わっていたことから経営者としての経験、そしてMBA(大学院での経営学修士)を取得し、体系として経営を捉えることができる人なのです。

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(写真:北海道北部の島、礼文島の夕景。全国の中小企業を顧客にもつ鵜川さん。特に北海道は道内中を忙しく駆け回ることも)


銀行員になったのは、中小企業へ関わりたいとの思いが学生時代からあったからだといいます。
「百戦錬磨の中小企業の社長さんの見識や経験人柄の深さに触れる機会がありました。一兵卒からこういう方々と出会い、色々なお話を伺い、ビジネスのお手伝いができる仕事に就きたいと強く思い、たどりついたのが銀行だったんです」

業務を行うにあたって、鵜川さんは自らを「コンサルではなく経営者の右腕」になることをモットーとしています。

机上の上でものごとを考えるのではなく、現場に入っていくことを大切にしています。社員さんとも積極的に交流し、社内の全体的なことを把握する、いわば事業の根底から関わってはじめて真に実行可能な経営戦略の立案や実行ができると考えています」

今回のプロジェクトで助っ人を募集した副業支援サイト「Skill Shift」は、鵜川さんも随時チェックしてきたそう。

鳥塚さんの募集に興味をもったきっかけは、やはりアユのおいしさでした。
「以前に秩父近くで食べたアユが心に残るおいしさで。アユのように旅をする中で記憶に残る、心を打つ食材って世の中には実はあまりないようにも思うのです。この食材を改めて広く認知し、価値が高まり、結果として販売拡大につながることを一緒に考えていきたい」

池での鮎たち

(写真:出荷前の鳥塚の種苗アユ)


鳥塚さんの養殖アユは、健康でおいしいーー。
それは業界内でも定評があります。
ただ、一般の消費者に向けて「おいしいですよ」というだけでは、売れない……。
鵜川さんは、メッセージやストーリー性をもたせた「鳥塚の養殖アユのブランディグ」構想が不可欠だと考えています。

アユは万葉集に歌われるほど日本では古くから親しまれてきた魚。そんなアユに親しみ、味わう文化を残し、伝え続けていくことためのメッセージでもあるのです。


プロジェクトでは、当面の間を、鳥塚の事業内容を知るための期間とすることとしています。
まずは、社長である鳥塚さんのことを知り、会社を知り、社員さんを知り、取引先を知っていくこと。現状を自らの目で確かめて、鳥塚さんと共有するところからスタートし、これらを経て初めてブラディングについて考える段階へ続きます。

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(写真:鳥塚の養魚場への初訪問時。真剣なまなざしで鳥塚さんの話に耳を傾ける鵜川さん)


ところで鵜川さんの、特徴的だと思いませんか。
全国でも珍しい姓で、そして、滋賀県の旧蒲生郡にかつて同名の村があったそうで、ルーツはここにあるのではないかとのこと。

鵜川さん自身はこれまで滋賀や長浜への関わりはなかったものの、不思議な縁を感じているといいます。

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(写真:現在の滋賀県竜王町(赤ポイント地点)には鵜川という地名がある。一説には、武将・佐々木高綱の末裔の姓ともいわれる)


さらに鵜川さんの会社名「Svet Strategy」も独特です。

「Svetはロシア語、Strategy英語で、『あかりの灯された道』という意味をもたせた私の造語です。ロシア文学が好きでたくさん読んできたことにちなみます。
中小企業さんとともにあかりの灯された道を歩んでいきたいという思いを込めています」

鳥塚さんとつくる「明るい道」。その道程が楽しみです。

(トップ画像は、養魚場の説明を鳥塚さんから受ける鵜川さん。後方にいるのは、助太刀事務局の面々)


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