緊急事態宣言 2020年
5組の監督と豪華キャストが1つのテーマに挑む! コロナ禍に誕生した、新時代エンターテイメント。」
Amazon プライムで見られる特別企画映画です。
もしかしたら、映画の歴史も、去年を堺に、コロナ以前、コロナ以後でガラリと変わってくることになるかもしれないとぼんやり思って見ていました。
たくさんの人たちが関わって制作されるエンターテイメントが映画ですから、コロナの影響を受けないわけはありません。
ワクチンの効果が広く世界に行き渡って、世界中でコロナが終息していくことになるのか。
それとも、このままコロナと共存していくことが、人類の日常になるのか。
かつてスマホが日常化することで、映画の中での日常描写が次第に変わってきたように、マスクやソーシャル・ディスタンスが当たり前になった日常が、今年あたりからぼちぼち映画の中にも登場するかもしれないと思っていたら、早速こんな映画が登場。
時間や撮影方法にいろいろな制約がかかる中で作られたオムニバス作品ですが、ポスト・コロナの時代の映画を展望する意味では、なかなか興味深い内容でした。
ワクチンが広く世界に行きわたることで、年内にコロナは収束し、まるでこんな騒動はなかったかのように、映画では、コロナ以前とは変わらない日常が描かれ続けるのか。
それとも、この新しい日常が、映画の中の現実としても、反映されていくのか。
全ては今年次第だと思います。
我が国のコロナ対策が、絶望的にトンチンカンなのは、周知の通り。
なんの根拠もなく、「コロナに打ち勝てる」と大言壮語している政府の姿勢は、事故など起こるわけがないという神話の上に押し進められた原発政策と、悲しいくらいダブります。
国民の八割が無理だと言っているオリンピックを強行しようとする政府に、その責任を負う覚悟があるとは到底思えません。
そうなれば、彼らは当然逃げます。
この愚行によって、また世界中にコロナ感染が拡大することになっても、その責任は必ずどこかに押し付けられることになります。
8年の歳月をかけて、政府を無能集団にしてしまった安倍内閣と、その共犯者菅内閣が、今なお、このコロナ禍において政権を牛耳っていることは、国民の最大の不幸です。
そして我々は、彼らを選択してきたことのツケを、今払わされているということです。
こういう時のために、彼らに預けた税金ですが、「それを、あんたたちに返すつもりはない。」と、麻生財務大臣には、いつものように口をへの字に曲げて宣言されてしまいました。
これこそ、まさに「緊急事態宣言」です。
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