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ひかりをあててしぼる 2016年

渋谷エリートバラバラ殺人事件というのが、あったんだそうです。

高収入の不動産関係エリート社員が、妻に殺され、バラバラにされたという猟奇事件。

夫からDVを受けていた妻が、ワインボトルで夫を撲殺し、その死体をバラバラにした後、その処理に困って、新宿区のゴミ捨て場に上半身を廃棄したというもの。

さあ、この夫婦に何があったのか。

これを舞台劇にした監督が、その後映画化したというのが本作品。

ジャンルで言えば、社会派クライム・スリラーといったところ。

2016年の映画ですが、僕の知っている俳優は出演していませんでした。

夫にDVを受けている妻が、二カッと笑い出した瞬間、この映画は、僕にとってはスリラーになりましたね。

見たばかりの「ジョーカー」を思い出しました。

主人公アーサーは、緊張すると笑いが止まらなくなるという精神疾患を持っていました。

その原因となるのが、母親からのDV。

しかし、どんなに、虐待を受けていも、アーサー少年は笑っていたと、母親は証言をします。

それゆえ、虐待はエスカレートしていく・・

これは、僕自身にも身に覚えがあります。

学校の先生にも、親にも言われました。

お前は、怒られている時でも薄ら笑っている。

なんで、そんな状況で笑っているのかは、自分でもよくわからないのですが、これで相手がさらに怒りだすという経験は何度もしています。

やはり、怒られている時は、神妙にしていた方が無難なようで・・

ああよかった、殺されなくて。

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