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「怒りを宵越す奴はクソ」について思う事。

タイトルを見てピンと来る方は恐らくオモコロのファンだと思う。
私もその一人なので分かります。

まず、「怒りを宵越す奴はクソ」これはかの永田智さんの言葉。
知ってる人は一瞬顔を思い出して、知らない人は知らなくても特に本筋に関係はしないので気にしないで読み進めてください。

この意見、多分肯定する人もそれなりに多いのだと思います。
怒りは感じた瞬間相手に100%ぶつけてそこで解決させることで後腐れなく人間関係を維持できる。
もしそれで相手に嫌われても少なくとも自分は後悔はない。
そんな男らしい、己の信念を貫く様な考え方なんだと。

ただ、自分がこの考え方で少しもやっとするのが「怒り」の即時で正しい表現は思ったより難しいなという点。
日常生活で思い出してみても、怒りを感じた瞬間って頭がまっさらになってからだが動かなくなるんですよね。
これは勿論人によって全然違ったりもするわけで、頭に来たらすぐに手が出る人もいればしばらく冷静な振りをした上で何かきっかけが来ると爆発する人等々。
でも、自分は怒りを感じるとそれはもうかなりの長時間そのことについて頭が働かなくなって現実逃避をするように別の事に意識が行ってしまいます。
その後、自分が放心している間相手が全てをぶつけてきて怒りが収まり場が解決したような雰囲気に。
そこからさらにしばらくたった後、何なら数日数週間経過したのちにやっとそのことについて冷静な考えがまとまって怒りがふつふつと湧いてきます
そんな自分が、怒りを感じてその場で全てを表現する事なんてできるはずがなく、かといってすべてが丸く収まった感じになった後で文句を言うのも御門違いだと理解はしているので、かれこれ20年以上前の怒りすらも抱いたまま生活を送っている現状です。
何だか書いてる今この瞬間ですら様々な事を思い出してムカついてきました。
でも文字書いてると少し落ち着いて来るので落ち着いてもきました。
もう意味わからん。

なんていうかもう、怒りは蓄積して己の精神を蝕む枷のような感覚で生きている自分にとってこの言葉は呪いのように降りかかってきます。





…嘘です。
正直そこまでこの言葉は気にしていません。
そもそも、直接感情を込めて自分に対して発された言葉でなければ特に感じるものも無いので。
同じ様に名言の類って嫌いなんですよね。
あれってその人にとって思うところのある言葉だから発しただけで、無関係の自分が受け取っても何も感じないし重みも無いに決まってるじゃんて。
それを有難がって己を代弁するかのように擦りよってからに。阿呆か。

まあ実際に見たわけじゃないけれど、怒りはその場で全部発散するのだけが100%正しいんだとは思ってほしくないなって。
喜怒哀楽全部そうなんだろうけど、今回は怒りの表現は人によってはバク転するより難しいという事だけ覚えておいてください。
感情って難しいですね。
全部爆発して粉々になっちまえ。
はああああああああああああああああああああああああああ

マビノギ。

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