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ウォォォォォガトリングガンが撃てる! しかも30ヒットで二割くらい減る上に起き攻めが付いている!!

 はい。タイトルは“彼“との出会いで抱いた感想をそのまま引用しました。ゴールドルイス=ディキンソン。私の理性と2台のデュアルセンスコントローラーを破壊した男の名前です。

格ゲーとの出会い

 私の初めての格ゲーはスマブラSPです。一応、過去に2D格ゲーをPSPでやろうとしてましたが、コマンド難易度と指の疲労によって断念していました。スマブラはそういった面で敷居が低く、かつ割と早い段階で「読み合い」が発生する領域に達することができました。

 この「読み合い」がとても楽しかった。私の性分に合っていました。定石の合理性と裏択もそうですし、ジリジリした展開の中から急にわからんゴロシで相手を破壊したり、徹底した立ち回りで完封されたり……“俺はこうするけど、お前はどうする?“ 言い換えれば、対戦相手と「対話」しているような感覚を楽しんでいました。

 しばらくすると仲間もできて、たくさんイベントに参加して、開催して、仲間がさらに増えて、まさに最高の時間でした。気づけば管理者をしていたサーバーの人数はのべ200人を超えていました。イベントの配信・動画編集もしました。自分の世界がみるみると広がっていって、でも、ゲームの更新が止まってから段々と熱は冷めていきました。

ギルティギアとの出会い

 スマブラ熱が冷めて、少ししてからストVを触りました。スマブラにおいてデデデをメインに据えて使っていた私は、鈍重なパワー系デブはアホほどしんどいとウンザリするほど思い知らされていたので、絶対強キャラを使おうと硬く心に誓っていました。実際、ベガを使ってあっさりゴールドまで到達し、ハイティアの恩恵を堪能しました。

 そんな、なんだか満足しちゃったな、でもとりあえず格ゲーは続けようかな、と考えていた頃にギルティギアです。誘われました。しかも近所でセールでした。とりあえず買いました。今思えば、この段階で格ゲー用にアケコンあるいはスティック耐久を考えたPADを買うべきでした。

 家に戻り、友人のレクチャーを受けつつとりあえずトレモでキャラを軽く触ります。空中ダッシュや二段ジャンプのスピーディな動きに、すぐ夢中となりました。ガトリングルートの基礎コンも簡単で素敵でした。近距離ゴリゴリの強キャラと聞いてソルを使う気満々だったのですが、一応一通りキャラを見ていく流れに。そして奴と出会います。

ディキンソンとの出会い

 購入してすぐだったのでストーリーもろくに見ていませんでしたが、第一印象は“弱そうなキャラ“です。

 これは格ゲー的な意味での「弱そう」です。デカいし、ノロいし、技もなんだか大振りだし。なんだこの2HS。ずっこけてるじゃねぇか。ふざけた6HSだ。誰が当たるってんだ。曲は良いけどそこまで好みじゃねぇし。

 そしてコマンドリストを見ます。「ベヒモスタイフーン」はなんだかよく分かりませんが半回転コマンドで棺桶を振り回すみたいです。鈍重なモーションがどっからどう見てもデデデ。こりゃあ間違いなく底辺ティアだな。

これとか
もうどう見てもそう
これなんかも
めちゃくちゃそれっぽい

 ハンマーが棺桶になっただけやないか。他にも投げモーションもかなり、ぽさが出ている。

 そして邂逅する。波動拳があるのでとりあえず撃ってみましょう。弾の性能次第では何か起きるかもしれなウォォォォォガトリングガン撃ってる! なんか30ヒットしてめっちゃ減って起き攻め付いてる!!

端々で届く爆速鉛玉。
棺桶から覗くお手手がチャーミング

イチコロでした。アホかと思われるかもしれませんが、仰る通り私は紛うことなきアホで、派手なアホ技が大好きです。このスカイフィッシュという技を見た瞬間、コイツが強いかどうかなんて全てどうでも良くなって、このキャラを使いたくてたまらない状態に陥りました。

 でも一応、理性的な部分は残っていました。弱キャラを使うのは辛いぞ、イマジナリーデデデが耳元で囁きます。うるせぇ黙れ

 一旦ペンギンもどきの亡霊を振り払って他の技も見ていきます。竜巻Sは一体……今度はゴルドー出てきちゃったよ。しかしこのゴルドーは生成中殴られても跳ね返って複数回ヒットしたりしません。なんならバースト食らっても消えません。強すぎるだろ(※後にナーフされます。さすがに)。

あまりにも強靭なトゲトゲボールが迫りくる

 超必は……3回転……?? メガネが割れるついでになんだか五割吹き飛んだ気がするが、まぁゲージ使ってるしきっとそういうゲーム性なんだろう。もうひとつは真空波動……先行入力猶予が短いような気がすウォォォォォ目からビーム出てr……ウワァァァァァ天から極太レーザーがッ!!!

レッツパーティ!!

それからの歩み

 こうして私は運命的な相手と出会ってしまいました。こんなアホみたいなキャラを使わずして真面目に勝ちの追求などできるわけがありません。なぜなら私はアホだから。アホを愛しているから。

 (愛がどうとか言い始めるとファウストはどうなのとなるんですけども、彼は技のクセが強くて普通に難しい上に、見かけのアホさに反してやってることは割と典型的な遠距離キャラなのが性に合いませんでした。)

 それからはベヒモスタイフーンのアホみたいな入力にキレ散らかしながら毎日トレモし、コントローラーのスティックは過酷な入力によって破壊され、仕事の合間に海外攻略サイトから情報をかき集め、ついでにスマブラ時代からの仲間もギルティ沼へと引きずりこんで、何百何千と対戦して、そして、天上階にまで至りました。素晴らしい体験をありがとうギルティギア。全てが楽しかった。でもランクシステムとテスタの6Pはクソ。

 先日のアークレボではシーズン3の開発も発表されて、これからのGGSTがより一層楽しみです。エルフェルト、実装されないかしら。

 そんなこんなで私の“出会い“のお話でした。それでは、皆様によきゲームライフのあらんことを。

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