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価格帯により選ぶ人の心理が違う ~ミンネ編~

あなたがお店で買い物する時を思い浮かべて下さい。その商品を買うかどうかを何で決めますか?

「いや、値段やろ」→関西人
「目新しさかなぁ」→関東人
「気に入ったら買う」→富裕層 (…関西の人ごめんなさい)

でも実は3つとも同じことにお気づきですか?どの人も価格帯や質が違うだけで、心の中で自分の欲求を満たしているかを判断しています。

つまり関西人は価格、関東人は種類、富裕層は価値に重点を置いているだけ。

ミンネでも同じで、インターネット上という場所の違いはあっても基本的には普段の買い物となんら変わりないです。

では”その心理を理解することが何に役立つのか?”を、経験に基いてお伝えします。今回はそんな感じのお話です。

*リンクから飛んで来た人は最初の方はすっ飛ばしてOKです。でも時間があるなら読んで欲しいです(´・ω・`)

もくじ的なもの
・価格帯って何?
・お客様の心理に合わせた対策

・・・

▼価格帯って何?

・価格帯検索の使い方
さあまずはミンネで価格帯検索してみましょう。えっしたことないって?!まあ作家さんはあまり使わないですよね。ただこの検索は作品を探すのではなく、各ジャンルにおける作品の出品数をチェックするのに使います。

例えばファッションのカテゴリーで検索すると、~999円だと437ページ、~2999円は1579ページ、~4999円は840ページ。5000円~は1108ページという結果です。(2019年1月現在)

アプリやスマホだと見れないので、ブラウザ(ChromeかSafari)の設定からPC表示に変えて確認しましょう

さて、勘のいい方はお気づきでしょうが、これをご自身の製作ジャンルに置き換えてみましょう。結果は何ページありましたか?そのページ数=あなたの競合ということはご理解頂けると思います。

「ジャンルや価格帯ごとに出品数が違うことは分かったけど、何の役に立つの?」ってところですよね。それについては次でお答えします。

・メインの価格帯を知るとニーズが分かる
ここで注目して欲しいのが、最も出品が多いのが、最安値の価格帯とは限らない点。これは一番売れる(=メインの)価格帯がジャンルによって違うことを意味します。

作家目線で考えると、売れやすい価格帯の作品を作るのはもちろんのこと、参考にできるものたくさんある。その結果、人気の価格帯=出品数が最多になる。

この価格帯で勝負する場合は、とてつもない努力が必要です(詳しくはもう少し下で説明)。それはちょっと大変…ですので、他の価格帯を選ぶ人に焦点をあててみましょう。

(経験から)ざっくり言うと、メインの価格帯より下の場合→値段重視、上の場合→価値重視の人が多い傾向にあります。だから種類が豊富な価格帯を外すんですね。

つまり先ほどの”価格帯検索の結果”と、”自分の出品する価格帯”を比較すれば、自分の作品が価格・種類・価値のどこに重点を置くべきかが分かり、売れやすくなるって訳です。あれっ?どっかで聞いた3つですねw

そのためにまずは自分の作品がどの位置なのか調べましょう。そこからの具体的な対策は次の項を参考にして下さい。

▼お客様心理に合わせた対策

・メインの価格帯より下に出品
これは分かりやすいですね、徹底的に価格を下げましょう。ただしきちんと利益の出る金額でかつ、1円単位の設定は禁止です。

要は購入者が不審に感じない程度。まずは様子見で最安値の作品より1割~2割程度は上でいいと思います。

そしてお決まりのワード「数量限定!」は入れておきましょう。ここでは価格重視なので種類や在庫数はあまり増やさないことをオススメします。

・メインの価格帯に出品
いやーここに出品するのはなかなか大変…。まず種類、色、サイズの展開は必須です。

アクセサリーのカテゴリーだと、どの価格帯の検索結果も2380ページ。おそらくこの数字がミンネの表示数の限界です。そんなカテゴリーで自分が上位表示される為には、1つの作品では絶対無理!

もちろんカテゴリーにはよりますが、せめて20~30作品は欲しいですね。

・メインの価格帯より上に出品
個人的には一番穴場なカテゴリーです。値段は置いといて、ひたすら作品の価値をあげましょう!

例えば、完全オーダーメイドや超特大サイズ、高品質素材を使用など。

あとはあまりモチーフで使われてないもの、「アフリカツメガエルの置物」なんかも面白いですね。

なによりこの価格帯を検索する人は、明確な目的を持っている事がほとんどなので、それにあったものを出品できていればこっちのもんです。

種類に関してはいくつかあっていいと思います。もしアフリカツメガエルを探している人がいたら大小セットで買ってくれるかもしれませんし(*´∀`*)

まとめ

お客様の心理を理解すれば、やることは非常にシンプルです。作品数を増やすことは大事ですが、ただやみくもに増やすだけではファンは増えません。

どの作品で、どんな種類を増やし、どのニーズに答えるかをしっかり考えて、今後の対策に役立てて欲しいと思います。

おしまい

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すけまる|ハンドメイド業界の異端児
最後まで読んで頂きありがとうございます(*´∀`*)