身体についての誤解~骨について~

骨の仕組みについて今回は話していこうと思います。

まず皆さん骨って何で出来ていると思いますか?
よく骨粗鬆症にならないように牛乳を飲んでカルシウムを補給しましょう!など言われているので骨ってカルシウムでできていると思われている方も多いと思います。
それは半分あってて半分間違えてます。
どうゆうことか説明していきます

骨はまずたんぱく質(コラーゲン)とリン酸カルシウムから出来ています。
ビルで言うところの鉄筋がたんぱく質でコンクリートがリン酸カルシウムになります。

骨は外側の緻密骨と内側の海綿骨の2つの構造からなります。
外側の緻密骨の更に外側に骨膜があります。
実は骨には神経は通っていません。骨折した時に痛みがあるのは骨膜が原因です。なので骨膜が傷つかない骨折を骨膜下骨折と言って痛みを伴わないと言われてます。
緻密骨はバームクーヘンみたいに何重にもなっていてその内側が海綿骨になっています。
よく骨粗鬆症で骨のスカスカの写真を見たことがあると思うんですが、あの部分が海綿骨です。

どうして骨はスカスカになってしまうのでしょうか。
骨の主な働きは
・身体を支える支柱としての役割
・内臓などの保護の役割
・骨髄の造血の役割
・カルシウムの貯蔵庫としての役割
などがあります。

この4つ目のカルシウムの貯蔵庫の役割を果たすために骨はスカスカになってしまいます。

体内のカルシウムの濃度が下がるとホルモンが放出され骨を溶かしてカルシウム濃度を上げようとします。その時のホルモンの抑制に働くのがマグネシウムで、カルシウムとマグネシウムの体内のバランスは2:1が良いとされています。牛乳はそのバランスが10:1と悪く逆に骨を脆くしてしまいます。またカルシウムは小腸で吸収されるのですがその時にビタミンDが必要です。なので骨を丈夫にするには
・カルシウム
・マグネシウム
・ビタミンD
が必要です。

それぞれの栄養が多く含まれている食べ物は
カルシウムだと小魚、海藻類、切り干し大根など
マグネシウムだと大豆、ゴマ、ココア、バナナなど
ビタミンDは太陽にあたると体内に生成されますし、食べ物だとあん肝、レバー、卵、キノコ類などになります。

サプリで摂る場合はカルシウムとマグネシウムがセットで取れるものがあるのでそちらがオススメです!




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