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ほくろとほくろのニセモノ

ホクロって体中にある黒い点ですが、ホクロに似たニセモノがいるのはご存知ですか?

まずホクロは成長過程に色素細胞になりきれなかった皮膚の良性のできものです。
産まれた時にすでにあったり成長過程で出来たりします。

ホクロのニセモノはメラノーマといい別名悪性黒色腫といい、いわゆるガンの一種です。

メラノーマは顔より手足に出来やすく(手のひら、足の裏)日本人の50%程度は手足に発生するタイプと言われています。

ホクロとメラノーマを判別するにはABCDルールというものがあります。

A(左右非対称)
メラノーマは左右で非対称をしていることが多いです。

ガンは何個もの細胞が集団になっているため成長速度の違いで左右非対称になります。

B(辺縁不明瞭)
ホクロのフチははっきりしているのに対して、メラノーマのフチは不明瞭です。

それは皮膚の色を作る細胞であるメラノサイトがガン化しているからです。
人の皮膚の色はメラノサイトが作るメラニンの量によって濃さが変わります。

ガン細胞には多様性があるためにメラノーマ細胞によってメラニンの量が変わるため不明瞭になります。

C(色素)
メラノーマは黒みが濃いところと薄いところと不明瞭にあり色ムラがあります。

またメラノーマは自然消退することがありますが、消えたからといって治ったわけではないので自然消退したホクロがあればメラノーマを疑った方が良いです。

D(直径)
メラノーマは時間と共に大きくなってきます。
黒い点が直径が7mmを超えるとメラノーマの可能性が高いです。

大きさの判断としてはマクドのストローの直径が7mm、セブンのコーヒーのストローが6mmみたいなので元々なかったのに気づいたらあった場合は測ってみるといいと思います。

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