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5の数字魔方陣・火の護符

私が書いた本(絶版になってしまいましたが)の表紙になっていた「数字マンダラ」は、古代中国では「河図洛書」と呼ばれました。

この図は、5を中心とした9つの数字からなる魔方陣です。

具体的には、5が真ん中に配置され、四隅には偶数が、その間には奇数が配置され、縦列、横列、斜め列のどの列を合計しても15となる特徴があります。

この魔方陣は、古代では特にイスラム圏で好まれ、後になって中世ヨーロッパでも取り入れられていきました。

5の下に来る数字を変えることで異なる効果があるとされ、5大元素に対応させて、魔術や護符に用いられました。

上のイラストのように「5」の下に「1」がある図は、
火の魔方陣とされ、火に関係する魔術や錬金術などにも使われたりしました。

また、アラビアの昔の文献には、5を中心とした魔方陣が
安産のお守りとして使われた記述もあります。
(5は女性を守る数字と信じられていたからだそうです)

数字の魔方陣には、大きな力があることを古代の人たちは知っていたのですね。

現代では「5」を中心とした数字魔方陣は、邪気から身を守る護符として使うことができます。

家の四隅の壁に貼っておくと、邪気の侵入を防ぐ効果がありますよ。


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