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どですかでん (映画)黒澤明監督 !!


2019-08-27 16:09:19

テーマ:映画
SUJIです。こんにちは。
まさかまさかここで、
どですかでんを見つけることができるとは。
何という巡り合わせ。
DODES'KADEN


という英語のタイトルになってました。
実際は
どですかでん

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ですけれども。
以前も黒澤明監督の映画をカリフォルニアのフンボルトカウンテイの図書館で
見つけたとき、それはそれはうれしかったのですけれども、
あまりにも星の巡りのよい、この2週間、ドクターとどうやってすごそうかな
と考えていたところ、
の邂逅でした。

原作は山本周五郎の「季節のない街で」
音楽は 武満徹!

戦後の日本のどうしようもなく貧乏で
その中で、必死で生きている人たちを
笑いあり、涙あり、しみじみあり、
で描いた傑作。

その上、監督が画家で、かなり西洋美術にも詳しいことから
そのどうしようもない貧しさの中で、
西洋建築を空中に空想で
描いてみせるセンス。

日本はこんなに貧しかったんですね。

それでも、お互いに、一定以上の優しさを持ち、
支え合って生きてきたんだ。
と思いました。

その一方で、社会資本はともかく
金銭的にはこの同程度、
貧困が蔓延していると私が日本に4年間いたなかで、
見聞してきてはいたので、
みたら、身につまされる人も多いのかも。

どですかでん

というのは、機関車の動く音。

機関車が動き回る場所と出会う人で
話をつないでいく。

黒沢さんの映画を見終わると
いつも人間賛歌になってしまう自分に気づく。

見てよかったなと思い、
また頑張って生きていこうと思う。

今の日本で、つらい思いをしている人は少なくないと思う。
ストレスだらけだもの。
ヒト対ヒトでも
クニ対クニでも

この映画を見ると
クヨクヨしてないのが
いいなと思う。

ものすごい個性的な人たちが
画面からはみ出すように
元気なのが、
うれしくて、泣けてくる。
全員、怪演している!

ドクターはここに出てきている
昔のタイプの日本人に似ているところが
たくさんあるので、
すっかり世界に入り込んでしまって
抜けるのに、数日必要だったみたい。

そのくらい印象的な画面の応酬がある。
映画監督には画家的素養が必須だと
つくづく思い出しました。

ある意味、(今の言葉で言うところの)エモいので、
高度成長期の最初はよかったものの、皆、映画どころではなくなったし、
もっと機械に人間が近くなっていったし、
だんだん観客を集められなくなってしまった社会的背景も
目撃したような気がしました。

この作品は1970年の作品ですが、
今、見ても古びない映画だったと思います。

Have a wonderful moment in your life!
感謝を込めて
SUJI ATHERTON

追伸 去年からずっと続けている片付けで、
昔、購入したVHSテープの「どですかでん」を
発見いたしました!
祝!

#どで

What an amazing choice you made! Thank you very much. Let's fly over the rainbow together!