朝の人の「おはよう」は刺激が強かった

佐倉すいう

昨日販売が開始された伏見ガクの「おやすみ&おはようボイス」を聴いた。

律儀に寝る前と起きてすぐに聴いて、その破壊力にいてもたってもいられなくなってしまった。

簡単にだが感想を書いていこうと思う。オタク全開の気持ち悪い内容になるので心して読んでほしい。


以下当該ボイスのネタバレを含みます。



今回の伏見のボイスはいわゆる“同棲”しているシチュエーションだった。この時点でひっくり返ってしまった。
友人同士である「キミ（ボイス聴いているわたし達のこと）」と話しているシチュエーションが多かったからだ。というかわたしはそういった伏見のボイスしか聴いたことがない。

――えっ、付き合ってる！？

瞬時に理解して続きを聴く。まあ甘い。ゲロ甘だ。
「いい人止まりで恋人がいない」とは伏見自身が言った言葉で、妙に説得力があるため大概の人間は「だろうな」と思っているだろうが、そんなことを言う人がこれを書いて、言うのかと頭を抱えた。

すごい。オタクのツボをよくわかっている。
求められたことを瞬時に理解してレスポンスできる、そんな伏見の強みが見られた台本だった。

ただ、このおやすみボイス、唯一の欠点がある。


おやすみさせてくれない。

あれでおやすみできる人がいるなら相当な猛者だ。あんなのおやすみできない。狂う。そんなボイスだった。

（この「おやすみさせてくれない」という感想、もしかしてわたしだけがそう思ってるのか……？と思ったが全然そんなことはなくて安心した。やっぱりおやすみには向かないボイスだ）


そしておはようボイス。正直、わたしにとってはこっちのほうが破壊力抜群だった。

端的に感想を言うと、光だった。伏見はその奇怪な言動や思考から度々『おはガクの闇』と称されるが、やはり彼の本質は圧倒的な光だ。

「今だけは夢とか現実とか、関係なくね？」
バーチャルで、それ以前に狐で神使で、謎が多くて夢みたいな存在である伏見がそう言うのかと、唸らせられた。同時に伏見を見ている時は夢とか現実とか、何も考えなくていいのかもとすら思えた。

わたしは伏見を推し始めてからずっと「伏見ガクの放つ言葉には力がある」と思っている。それも人を引っ張り上げて一緒に立ってくれるような、そんな力が。このボイスは遺憾なくその能力が発揮されていたように思えた。

多分、彼は何気なくこの言葉を選んだんだと思う。でもわたしはその言葉で一気に世界に引き込まれた。本当に世界に伏見と二人きり、そんな錯覚に陥った。

その後のセリフで二人でいることが楽しいことだと彼の口から（セリフであったとしても）聴くことができて感激した。その言葉が聴けて嬉しいよオタクは……。


そしてラスト。これはもうみなさんの耳で聴いてほしい。察することはできるオチだが、やっぱり伏見ガクと迎える朝はこれしかない！と思える秀逸なオチだった。
そしておはガクに救われたわたしにはこれが刺さった。刺さって抜けなくなって、やっぱり伏見が好きだと叫びたくなった。

わたしがおはガクに救われた話はいつかしようと思うのでここでは割愛する。本当にいいオチだった。



ダラダラと感想を書き続けたが、総括してとても良かったとだけ言っておく。このとてもいいボイスが今なんと税込1000円で買えちゃう！お得！

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そして10月1日は1ヶ月半振りの咎人コラボがある。
わたしはこれに備えて体力を温存しないといけないのでもう寝ます。
それでは。お疲れ様でした〜。

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