ミラ・イース(LA300S H24年製)のヘッドライトバルブ交換顛末記

うちの車ミラ・イースの右ヘッドライトのバルブ(電球)が球切れした。

ハイビームは使えるがロービームだと片目になっている。
ネットで調べると比較的簡単に交換が出来るようなので、とりあえずハイビームで誤魔化しつつ、バルブを買って自分で交換しようと考えた。ちなみにうちのミラ・イース(LA300S)の場合バルブの種類は「H4 Hi/Lo」というタイプ。ハイビームとロービームが一つのバルブに組み込まれているタイプだ。LA300Sの中でも平成23年~29年式はハロゲン球がデフォルトでそれ以降はLEDになっている。

どうせ変えるならLEDにしよう。同系車種でLEDバルブにしている人はそこそこいたし、耐久性も高く省電力になるようだし…と考えたのだ。

初めに車用品店に行った。
予めネットでざっと調べると、昔からのハロゲン球なら送料込みで2本入り1,500円程度、LEDなら3,000円程度で買えるらしい。お店で買うと高くなるだろうけど、+1,000円くらいならお店で買おうと考えていたのだが、棚を見てびっくり。ハロゲン球で3,000円程度、LEDだと15,000~20,000円くらいの商品しか並んでいない!!
速攻店を出て、AmazonでLEDをポチった。

最初に買ったのはBORDANという会社の商品。
LEDバルブの場合光や電流をコントロールする基盤関係や、加熱した場合の冷却ファンなどが付く場合があるが、それらが大きいと取り付けが難しくなるらしいので、「ファンレス」「一体型」で検索したら、在庫処分セールで安くなっているのが見つかったのだ。お急ぎで購入。

翌日、商品到着。早速交換を開始。
予め取り替え方を調べていたので、取り外し、取り付けまでは簡単だったが、最後にバルブを固定する針金部分で悪戦苦闘。
ヘッドライトのバルブは、この針金の器具で固定しているだけなので、これがしっかり止まらないと固定できない。それでもなんとか固定できて、カバーを掛け電源プラグを指し、点けてみた。点灯。問題なし。でも光がずれてるようだ。もう一度バルブの固定具合を見ようとちょっと触れたら、バルブの電源コネクタのところのパーツが外れて中の基盤などが丸見えになってしまった。接着不良だったらしい。
片側がこれではもう一方も同じような状態かもしれない。
即Amazonの注文履歴から返品依頼し別の商品を買うことにした。

次に買ったのは「SUPAREE」という会社の商品。同じく「ファンレス」「一体型」で値段も同じくらいだった。
そして届いたのは、箱のデザインだけは別だけど、バルブそのものは全く同じものだった。
おそらく製造会社が一緒で、それをそれぞれが仕入れて自社製品として販売しているのだろう。とりあえず、交換してみる。
今度は、流石にちょっと触っただけでパーツが外れたりはしなかったが、針金パーツでの固定は今回も苦戦。

いろいろ調べて、パーツ形状に起因する問題だったのがわかった。

画像1

左がLEDバルブ、右がハロゲンバルブ。どちらもH4 Hi/Loの規格の物。
うちのミラ・イースの場合、ヘッドライトのバルブ取り付け穴が、右のハロゲンバルブの電球のすぐ下、ちょっと経が小さい段になっている所の直径に合わせて作られている。
そこに左のLEDを差し込むと、円盤が段々になっているその一番上のあたりで引っかかりそれ以上先に進まなくなる。つまり、1cmくらい後ろに突き出るのだ。
そのため針金もうまくセットできないし、途中で引っかかってる状態だから簡単にずれる。それでもなんとかかんとか固定できたので、ライトを点けると今度は光の位置が妙に高い。
調べてみると光軸調整というのが必要らしい。
本来は純正のやつを取り外す前に今の光軸の位置を調べておいて、バルブ交換後その位置に合わせて調整するのが早道だったのだが、もう後の祭り。
調べると、各ライトに上下方向と左右方向のネジがあるらしい。

ミライースH23以降光軸調整

ミラ・イースの場合、こんな配置。ロービームの際の光を切っている部分の角(エルボー点というらしい)を使って、1m以内の時と5mなり10mなり離れた時とで、エルボー点のズレが規定の範囲内になるように調整するのだ。

が、エルボー点が見当たらない。全体がぼやけてしまっている。上記の図を頼りに色々動かしてみるが合っている気がしない。実際走らせてみると、対向車線に光が飛んでいるようだ。そのうち、これもバルブの形状の問題ではないだろうか…という気がしてきた。
ハロゲン球用に作られたヘッドライトの場合、ハロゲン球に合わせて焦点などが調整されているという。上記した様にヘッドライト内に入る部分が短いことで焦点が合わなくなっているのだとしたら…。

結局、Amazonでハロゲン球のバルブを買った。送料込みで1,430円。
取り付けは至極簡単。光軸調整もエルボー点が割とくっきり出てて問題なく出来た。
今までの悪戦苦闘が嘘のようだ。

結論としては、うちのミラ・イースの場合、ハロゲンバルブと形状が完全互換のLED球でない限りLED化は諦めたほうが良いということ(完全互換のバルブならOKということ)になるかと思う。

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