スイスイ・ポッターと尿管の石 その3


 どうもこんばんわ、すいすいです。どうも。

  
 前回までのあらすじ 
 8/15の終戦の日の早朝より血尿がでる。そして水分不足やら生活の不摂生などのフラグを順調に立てていくと発動する「尿管結石」イベントへの布石だった!血尿の痛みなんてまだまだ浅瀬、 
チャパチャパだった!

職場(ホグワーツ)から病院へ運ばれ、その間もストレッチャー上でのた打ち回る筆者。そして痛みは押し寄せる波のように襲いかかる。 
 泌尿器科の前でで苦しみながら待ち続け、突如診察室に運ばれて31歳にして始めておしりに座薬をつめられ、アナル喪失。その時、某国大統領の決まり文句である「YES! WE CAN! YES! WE CAN!」の幻聴が聞こえてしまう始末。 
 その後、母親到着→職場の部長到着→主任・部長撤退→と状況はめまぐるしく変化し、そんな緊迫した状況でもこのド変態は「部長が田中君と俺を間違えなくて良かった…」とホッと胸をなでおろす。

  
 診察結果はもちろん「尿管結石」との事で「ウォイ!んなぁこたぁ分かってんだよ!」と心の中でドクターにつっこみつつ、点滴へGO! 
 点滴室ではナースが寝ている俺のそばに来て何かやらしい事をするのかと思いきや、点滴の速度を速めるという小細工を駆使したことに、「嗚呼、きっと定時で帰りたいんだろうなぁ」そっとそのまぶたを閉じた変態介護職員の救いようの無い変態日記。


  
 点滴も終わり、そんなにすっきりした気分でもないまま病院を出てタクシーに乗る。なお、あまりタクシーに乗る習慣が無いので少し緊張した。 
 とりあえず、職場のピンクのコスチュームのまま運ばれたので職場に向かうのと翌日夜勤がどうなるかを話さないとどうにもならない。

  
 さらに事と次第とその場の空気によっては迷惑を掛けてしまったのでこれはもう「恥ずかしながら帰って参りました!(敬礼!)」っていう横井さん作戦か、デコを床にこすり付けて見事な土下座で反省をアピールするしかない、一言お詫びをしないといけないという想いもあった。 
 タクシーから職場での道中は、まぁ母親が心配してくれて親ってのはありがたいもんですな。 
 ふるさとは遠くに在りて思ふもの。 
 ぼくの街、ふるさとがこいしくなりました。

  
 職場(ホグワ)に到着し、駐車場にて看護の方々と遭遇するやいなや「T君大丈夫なの?」と声を掛けていただきました。その後も下駄箱の付近で総務の方々に遭遇し「大丈夫か!?入院しなかったの?」など声掛けしていただき、説明する。 
 そしてやっとの思いであたくしの戦場である3階に到着しまして、主任さんとAj君が「大丈夫?」とか「大丈夫ですか?」と、驚いた様子でしたw 
 んで、あたくしもまぁ翌日は夜勤の入りだから20時間くらいあればたぶん復活してんだろうと思って「明日は夜勤すけどたぶん平気っす」みたいな感じで心の中でファイティングポーズをとったんですが、「いやいやいやいやいやいやいやいや」「明日は休みです」みたいな感じでレフリーストップです。

 できるなら皆勤記録をストップさせたくないと思ったんですが、正直やっぱりキツかったんでほっとしたら疲れがどっとでた。いずれにしろ夜勤入り・夜勤明け・公休と三日の休みをもらってその場はしっぽを巻いて帰りました。 
 待ってもらったタクシーに乗って自宅に戻り、一緒に降りようとした母親に 「ババア!来るんじゃねぇよ!」と中指を立てようとした。 
 が、僕を産んでくれたんでそれだけは止めときました。

  
 母親に「ホント、平気だから。水飲むから。」と別れを告げ、アパートのドアを開けるなり、もう布団にバタンと臥床。その後にやはり入眠と覚醒を繰り返し、19時半くらいになってまたとてつもない、バハムート級の痛みが襲いだす。

  
 尿管結石の痛みってのはまるで、 
 筋書きの無いドラマだNE☆

  
 超痛いときにぶっ挿すアトミックバズーカ級の座薬の他にシンプルな飲み薬も処方されていたので飲み薬を飲もうと思ったが、どうにもこうにも水分を取りたい気分じゃないし、だるいし、水道の蛇口までの距離が蛇の道かと思うくらい長い。バブルス君と界王様でも待ってるんでしょうかw

  
 とにかく「水分!水分!水分!」と夢を忘れた大人たちは口をそろえて言うけど、ホントに飲みたい気分じゃないんだよ。ただ、マジでわき腹の中でメガフレアなので飲み薬と水を飲んでまた臥床した。 
 再び、入眠と覚醒を繰り返して翌朝の4時頃にやっとこさPCに電源を入れたり携帯を見たりと、職場の方々が心配してくれてありがたかった。 
 んで、また薬をのんで再び臥床。午前10時ごろにはだいぶ楽になってきていたので、おかゆやらDAKARAを買いに行ったが、水分補給はおろか、食欲まで無くなって、帰ってきてもやっぱり薬飲んで臥床した。 
 なお、どうでもいいことだが、 この時点で
 24時間の禁煙に成功した。

  
 22時頃、痛みもほとんどなくなったので水分やらおかゆを食べて「少し歩かないとだめだな。石を動かさないとダメだ」という事でレンタルビデオ屋まで20分。Gガンダムを借りてまた20分の計40分の散歩を行う。介護力向上講習的には3000mの歩行ケアを慣行です。(歩行器なしの独歩)

  
 で、自宅に戻ってパソコンにねぇ…まぁ…何したかったのはアレなんですけど、ポケットの中にはビスケットが一つ、ポケットをたたけばビスケットが二つって奴ですよ(答えは言いません)wで、それが終わったらまた臥床して入眠し、悪夢の8月15日から2日後の17日の朝を迎える事となる… 
 スイスイ・ポッターと尿管の石 その4へ続く

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