はあちゅうが暑苦しくて2017
タイトルは釣りではなく如実に現実を指しています。
2016年春、スッキリに登場したはあちゅう氏の声の張らなさに目を奪われたところから動くはあちゅうを専門として研究してきたつもりだったけど記事すべて削除したほうがいい気がしてきた。
なぜなら今日気づいてしまったから。
わたしは今まではあちゅう氏の何も、掴めてなんてなかった。
蝶の標本をとるようにこれまで、テレビのはあちゅう、イベントでのはあちゅう、カフェでのはあちゅう、という各はあちゅうを観察してきたのに、今日、"ある"はあちゅうにすべて覆された。
「打ち合わせするはあちゅう」にだ。
先に言うけどいまだに「はあちゅうはスッキリに出てたから若手作家の中でも知名度があるというだけで、出版社から声をかけられ次々に本を出してる。ラッキーなだけの凡人」と思いたい人がいると思うけど凡人にもなれないサナギな君たちは、きっと以下の内容を読んでも蝶になることはないけど、でももしかして何か視点が変わるかもしれないという希望を込めて今日の大発見を教えてあげるね。
なぜ打ち合わせしたのかは最後に余すところなく書くんだけど今日とにかくはあちゅう様と打ち合わせをしたのでその大発見を言いたい。「打ち合わせするはあちゅう」のその暑苦しさについてだ。
まず打ち合わせ部屋に入ってすぐ、来週販売される新作とグッズを全員に配るはあちゅう様。わたし自身CM業界にいたのだけど、はあちゅうさん営業さんですか?と思うテンポの前のめり商品説明。なによりその新作とグッズ、商品化までに、はあちゅう様本人が、企画案を考え、"2社に"自分で持ち込み、断られ、"3社目で"話が決まったとのこと。ここでサナギたちは「コネがあるから持ち込めるんでしょ」という戯言をわめくだろうが仮におまえらの目の前にコネ大量に用意しても何もしんやろ冬眠しろ。
そして肝心の打ち合わせ。
「"本を売りたい"という気持ちが強目でそのためにたくさん宣伝するはあちゅう」というのはこれまでのSNS観察でも知っていたけど…
リアル打ち合わせの印象としてはどうだったかというと。具体的にはここに多分全然書けないんだけど、「⚪︎⚪︎したらどうですか?」「⚪︎⚪︎はどうですか?」「⚪︎⚪︎できますかね?」「⚪︎⚪︎したほうが宣伝になると思います」「⚪︎⚪︎するとかはできますか??」とはあちゅう様、3分に一回はさらに売ろうとする。わたし現場では何も言わなかったけど、あたらしい蝶の生態に出くわしたような鳥肌に包まれていた。
彼女自身、自分の「本を売りたい」という姿勢が「人類の中で」暑苦しめだと思っているかもしれない。が、リクルートで4年飛び込み営業して、暑苦しさに囲まれて生きていたわたしは思う。彼女は「暑苦しい人たちの中」でも群を抜いて暑苦しめだ。なんというか、暑苦しさに迷いがない。暑いだけじゃなく苦しい部分も引き受けて自力で、進める限り突き進む。ひとりで50人分くらいの圧がある。
なのに。
ここからが重要なのだけど。
そもそも販促について作家側がいろんな提案をすることって、キャラによってはうざがられる人もいるかもしれない。のだけど、なんだか部屋中「たのしい挑戦をする!」澄んだ気持ちに包まれていた。
はあちゅうさまは、嘘をつかない。これがこのミラクル包まれ感の理由だと思う。これはスッキリを観察し続けたとき最も感動したことだった。
楽しくないVTRには無言。言いたいコメントは早口になってでも言う。
思うにきっとこれと同じ理由ではあちゅうさまは一度も打ち合わせ中「すいません」を口にしなかった。もしもわたしだったら、口癖のように「営業でもないのにこれも提案して”すみません”」「売ることばっかりガツガツすみません」みたいに、既成概念に囚われ、言ってしまう気がする。
だけど彼女は、とにかく清く「できるだけ本を売る」ということが、結果的に関係者みんなが嬉しくなることを信じて突き進む。そこにごまかしや、嘘の口癖や、迷いがないから、みんながうざがらず気持ち良くチームになれるのではないか。チームになるということは、信頼しあうということだ。はあちゅうさまは、全部正直で全部口だけじゃなく行動してるので、信頼できない理由がない。彼女がそこにいることで、空気清浄機のように、嘘やごまかしが排除される。なんだかわたしまで超純度高い、暑苦しくまっすぐ全力な姿勢しか貫けなくなる。
ということで、なんと、はあちゅうさまの2月に出る文庫本「いつかすべての恋が思い出になる」の表紙!わたしが代表をしているSHY FLOWER PROJECTが、表紙にのせる作品を作らせてもらうことになりました!これも今回はあちゅうさまが暑苦しく(そろそろ念のため書くけどこの「暑苦しい」は良い意味)出版社様に持ち込んでくださったおかげ。かつ、それに快くOKを出してくださった出版社のみなさんのおかげ!!!!
noteに観察記を書いていたのを発見してもらい、それをまさか本人に発見してもらい、そこから先日まさか急にこのブランドを売っているところにきてもらい、まさかのまさかお仕事までできることになるなんて。はあちゅうさんの本をより多く売るためのチームにはいれるなんて!最高ありがとうめっちゃ宣伝したい!という暑苦しさがあくびのように伝染してしまいました。
ちなみにわたし今日1時間打ち合わせにでただけなのに完全に打ちのめされて、自分の(エッセイの)仕事についても色々反省してやる気になって、これあと5回くらいはあちゅう様の打ち合わせでたら分厚い自己啓発本かける気がするレベルに勝手に啓発されている。
はあちゅうさまが暑苦しくて。
そのおかげでやる気がとまらず今夜はまったく眠れなさそう。ということで2月までわたしも宣伝しまくりますnoteありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今回の企画についてのはあちゅうさんの気持ち(暑苦しい)
私は本を売りたい
https://note.mu/ha_chu/n/n987fbd8b52ae
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これまでのはあちゅう様観察記
なぜ【今】私たちはテレビに映る「はあちゅう」から目が離せないのか? https://note.mu/suisuiayaka/n/n717d8ac99158
なぜ私たちは喋る「はあちゅう」から目が離せないのか?2017
https://note.mu/suisuiayaka/n/nbb73d900f9c4
のびないクズもちは一生そのまま(はあちゅうとは?2017夏)
https://note.mu/suisuiayaka/n/n860b5e92ef33
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