のびないクズもちは一生そのまま(はあちゅうとは?2017夏)


多くの人は「はあちゅう」と聞いて
「運良くネットで人気になったブロガー、コネで本をたくさんだしてる」とでも思っていないだろうか。わたしはいまから、どの占いより当たることを言うが、成功している人の成功している理由を「運良く」「コネ」などと解釈して「安心」を得る人は何座だとしても西暦何年でもクズのままだ。

この場合の「安心」とはどこからくるのか。
<自分が無価値なわけではない>という安心だ。同世代の結果が出ているその人に価値があり、結果がでていない自分に価値がないなんて思いたくない。だから結果がでている人のことを「たまたま、なんらかのズルをして、超絶まぐれで、”価値とは無関係なところで”、成功しているのだ」と思い込むことで、安心する。

「はあちゅう」とツイッターでちょっと検索するだけで、彼女をそんなに知らないであろう人が好き勝手書いている。(かくいうわたしもほとんどメディアでしかしらなかったが)書いたり、あるいは心のなかで蔑むことで、自尊心を守るふあっふあのおもちで自分を包む。クズもちちゃんたち。びよーんと成長し伸びることはぜったいにないほうの、クズもちちゃんたち。ひからびて粉になって死ぬまでそうして人を蔑みつつけるがいい!その間もはあちゅう女史は、みずみずしく、生命史上あまりにもはやく伸び成長し誰もおいつけない、ジャックにも切り倒せない豆の木となるから。


ということを確信してうれしくなった出来事がありました。今日ははじめて、わたしが分析し続けたはあちゅうさんとお茶することができました。渋谷でお店を出している私に急に会いに来てくださり、お茶までしてくれて、さらに会った4時間後?にはブログになってました。実物はそれはそれは聡明で厳しくてやわらかい、本気の女神でした。(このように実際彼女に会った人たちがみんな彼女を褒め称えるのは彼女に媚を売って好かれたいからなんだろ、といま解釈しただろうクズども!クズ!)

ねえクズたち、数字でいうといま、標高5000メートルくらいまで伸びているその神木にクズの声など、とうのむかしから届いてないよ。誰にもおいつけないから、きっとこれから、もっとたくさんのクズたちが、粉になり、土に帰り、まわりまわって肥料になるのだろう。



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追伸(追伸て、、!)
わたしははあちゅうさんの「六本木のネバーランド」という小説を愛しています。できれば読み終わりたくなくてずっとその登場人物とメールをし続けていたかった。いまでも思い出すと苦しい。ねえクズ、彼女の作品を1作でも正面から集中して読めば、確実にそこには中身のぎっしりつまった価値があると気づいて、きっとうちのめされて傷ついて、あなたからも何か生えてくると思うよ。この「六本木のネバーランド」も収録された初の短編集が今年9月講談社から発売されるそうだから買うべきだよクズたち。もう、人生クズで終わらない、最後のチャンスだよ?

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