2023/4 映画(ベイビーわるきゅーれ2など)

映画
・ベイビーわるきゅーれ2

 すごくよかった!!!嬉しい……1を観終わった後もずっと続編が欲しいよ〜と望んでいて、そこで観たかったものが150%くらい盛られて出てきた。まひろとちさとが1のすれ違うケンカを乗り越えて、真っ向からじゃれつく(本気)のケンカができるようになっていて、仲良くなったんだなあと思った。2人が可愛くて愛おしいよ……これはネタバレなんですけど、まひろがちさとにプロポーズします。しました!!一生一緒にいてくれや……監督の2の構想ではちさとに彼氏ができる話もあったって…??いやいや……嫌です!!!まひろとちさとは一生一緒なの!!!まあでも彼氏ができるならちさとのほうだよな…という納得はある。でもできないでほしい、できたとしてもなんやかんやで敵になって死んでほしい。
 丞威さんが海老反りみたいな感じで腕の力で胸から下を垂直に持ち上げてヘッドロック解除するの、人間ってそんな動きができるんだ( ゚д゚)と驚愕した。あとまひろが相手のローキックを足ちょっと動かすだけでいなすのすごい格上感があってかっこよかった。
 『花束みたいな恋をした』がめちゃくちゃ擦られてて、笑い耐えられなかった。ジタバタしたかったけど映画館なので必死に我慢した。(けど、ちょっとジタバタした)しかも、それの次に言及するのが『溺れるナイフ』で「ビジュ爆発」なの私か!?もしかして気づかないうちに私、映画に出てたのかもな……着服史持ってるしさ〜〜私じゃん。
 「私に賭けろよ、杉本ちさと」がカッコ良すぎて死ぬかと思った。社会不適合者なのに…!!殺ししかできなくても、いやできないからこその輝き。
 花恋に言及してるの公開当時に「これの後にべびわる出たら花恋のパクリって言われるんじゃないか……」と監督がめちゃくちゃ心配したからと聞いて、心配が見当違いすぎて笑ってしまった。んなわけあるかい!!確かに固有名詞をバンバン使うのは共通してるけど、花恋であんな肉弾戦してないから大丈夫だよ。

・刀剣乱舞 黎明

 大筋としては良いしおもしろいことをしようとしてるけど、なんか演出ダサくない??演技のディレクションもわざとらしさを誇張してて微妙だったな。「わーーーーーーー」って言いながらの顔のアップの時間多すぎるやろ。居た堪れないですね。まじで演出と演技がダサい。前作はそんなに感じなかったので、多分今回の座組が良くなかったんだろうな。はあ〜〜

・ダンジョンズ&ドラゴンズ

 なーんも気構えずに観れておもしろいアドベンチャー映画。おもしろかったなあ〜沢城みゆきさんの声好き。人喰いゼリーに飛び込むシーン、大丈夫だと分かってても怖かった。

・THE FIRST SLAM DANK

 バスケ魂が燃える!!!すごく良かった。Cから見て3Pシューターってめっちゃ眩しいヒーローだしPGは神様みたいなもんだということを思い出しました。ヘロヘロになりながらも一本一本3P決めていく三井がめちゃくちゃかっこよかった。あの状況でフェイク入れてファウルもらうのどんだけ強心臓?だし、心はホットに頭はクールにを体現してる。ていうか主人公宮城リョータなんだ!?知らなかった。箝口令敷かれてるの??
 序盤で山王の4番か7番が視線だけでフェイク入れてドライブするの、あの描写だけでどんだけ上手いかわかる。
ダブルチームつらいんだよ〜迎えに来てやれよ!って思ってたけど、安西先生が逆に流川も三井も下がらせて宮城に「ここはあなたの独壇場ですよ」ってするの並の指導者ではできない、すごい。
 山王が全然崩れないのが本当に全国王者常連の貫禄があった。だからこそ、湖北のしぶとさとか図太さ、ガッツが映える。普通心折れるだろ……あんなガチガチのマンツーディフェンスされて逃げない宮城すごいよ。
 浮き足だった気配を察して、「一本!」と声かけて落ち着かせる宮城が、これぞPGという感じだった。空気をバチっと変えることができる優秀なPGですよ……

・シン・仮面ライダー

 「虫を潰すと汁が出るのはどうして?」「人間を潰しても汁が出ます」という夏休み子供科学電話相談を思い出した。
 Iは絶望のどん底にいる人間を選んで力を与えて幸福にする方針で、その選ばれた人間の幸福が人類の幸福とは限らない。クモは自分の手で命を奪うこと、コウモリは疫病により理想の社会を作ること、サソリは殺戮、ハチは奴隷制度を用いた支配、チョウは肉体を捨てた魂の救済を求めた。
 全編ほぼ改造人間と生体電算機とAIしか出てこないので人外スキー的には誰のことから話せばいいのかわからなくなりますね!一文字隼人と兄さんが好きです!一文字隼人は自由と孤独を愛し、飄々と己の「好き」に忠実なのだけど本郷猛とルリ子のために嫌いなはずの「組織」の一員になってくれるの可愛かった……孤独好きって言ってるけど、なんか人懐こさと寂しがり屋が見えるのはなんででしょうね……これからも本郷猛とルリ子と一緒にいられるよ……
 兄さんの敵としての格が高くてかっこよかった。森山未來適任すぎる。完全変態後はエネルギー補給できないから、持久戦に持ち込まれると弱っていってしまうということですよね多分。仮面ライダーは風とか周囲のものからエネルギー補給ができるらしいので…「3人には狭すぎるだろう?」って身を引いていくのが、儚くて綺麗だった。

・デンデラ

  独特〜!終盤に画面が単調になってダレちゃったけど、中盤の展開の読めなさとか会話とかがめっちゃおもしろかった。70歳を越えたら山に捨てられるという村の掟に極楽浄土へ行けるという信仰がセットになってるのがやらしいな〜
 映画全編で70歳以上の婆しか映らなくて、方言でみんなしゃべってるのも新鮮に映った。「クラは極楽浄土へ行けたかな?」「クラが行けん極楽なんかおらがぶっ壊してやる」で泣いてしまった。メイは死んだらそれっきりみたいな価値観なのかなと思ってたから、本人が信じていないとしてもそれでもクラは、クラだけは絶対に極楽浄土へ行くべきだと強く思ってることがわかって美しいなと思った。故人を想う此岸の人が好き。その人が自身の定義において、故人を善、自分を悪だと思ってるとなお良い。
善性の塊として描かれ自己犠牲を微笑みながら受け入れたクラと、その作戦を皆を救うために立てた覚悟と執念のメイと、親友のクラを犠牲にしてしまったけど仇の片目を潰したカユ。ここが一番おもしろかった。熊が圧倒的な絶望として襲いかかる。
これの後から完全にカユが覚醒した目をしていて別人のようだった。なんかすごく良かったな……類似の作品はちょっと思いつかない。オンリーワンなんじゃないかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?