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Spitzのライヴが最高であるお話

表題通りですが。
スピッツという4ピース+1バンドは、実は生じゃないとその実力がきっとわからないバンドです。
草野マサムネさんの隠れなき歌唱力と歌詞力で、歌中心のバンドみたいに言われてますし、音源で聴く限りそれは別に間違いではないのです。
でも、実は、あれは世を忍ぶ仮の姿。あんな優等生な整い方はまったくしてないのがリアルで。
あのやばカッコ良さは生で味わわないと絶対わかんないのです。

わたし自身、知ってたという意味ではcrispy! からだけれど本格的にハマったのはインディゴ水平線以降、なんて浅めのファンですが、やっぱりスピッツの最高さは特に初期と8823以降かなと思うし、それが実感できる生のやんちゃさを心から愛していたりします。

先日はMikkeのツアーに参戦しましたが、一緒に行ってくれた友人は開口一番「本当上手だねえ…」と仰ってまして。あと「俺のすべて」とかのライブ曲系に感動してました。
もうね、これ、全曲A面のスピッツならではだと思うのです。(←流石に言い過ぎ?)
ピュアすぎるくらいマジに会場の端々まで声を届けようとするが故なのか、触れそうに包み込む伸びに伸びるややハスキーな声や、その重めのベースラインと反比例する飛びっぷり、バンド男子を魅了しまくるソリッドで尖ったギターのメロディラインに、もはや反重力まで感じるドラム、煌めく鍵盤という120%遠慮なしのパフォーマンス。イントロ聴くだけで胸がずきんとして飛び跳ねて踊り出しちゃう、永遠に続いてほしい音のシャワー。ズーム画面にあふれる笑顔と合間合間の不器用なMCにホッコリする2時間。マジでお買い得なんでございますよ奥さま。

個人的には毎回何の文句もないけれど、いつかまたトンガリ‘95とローテク・ロマンティカとりありてぃをライヴで聴きたい!!!!!です。いやもう全曲聴きたいけどさ!

ちなみに今回伺った横アリはなんかちょっと変な音場で、観客席が綺麗にスロープを描いて上に向かうせいか、左半ばで聴いてると右上コーナーからトタン屋根の羽ばたきみたいな音が時々戻ってきました。実はセキスイハイムスーパーアリーナみたいなストレートな体育館系の箱の方がノイズは少ないのかも。あと低音が届きにくい。
でも立地のせいかわたしよりも年上の方もすごく若めの男子女子とかもたくさん来てて、特に男の子たちがめっちゃ踊ってて、皆であの空間にいられることが本当にもう最高でした。

ああ、終演までにもう一回くらい行きたいな。MBA乗り切るためにも。ていうかスピッツいなかったらわたし今頃生きてないしね。それくらい調子悪い時に聞くと整うのです。わたしのA音です。

そんなわけで、少しでもスピッツ好きだなーって方はぜひライヴも参戦してみていただければと思う次第です。ぺこり。

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