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今後の私についてのお話【米山】

色々思う事が沢山あったので、
今回は米山オタク記事をお休みしてちょっとしたご報告のお話です。
上手く書けるか分からないけど、最後までどうぞお付き合いいただけたら。

お芝居をちょっとお休みします

そうなんです。
ちょいとお休みします。
彗星は辞めません。
演劇も辞めません。
でもちょっと休みます。
なんで休むかは、あとで話しますね。

なんか、いちいち言わなくて良いのかなぁって思ってたんです。
芸能人でもないし、私が休んだ所で関西小劇場界に激震が起こるわけでもない。
何も言わないでいつの間にか「あれ、そういえば最近米山見ないよね~」くらいにふわっと思ってくれたらいいやって思ってました。
ちょっと前にnoteの会員の皆様にはお伝えしました。
それぐらいにして大々的に発表するのはやめようと思ってたんです。

でも、先日行われた中之島文化祭の打ち上げの時に一劇団ずつ一言何か言う時間がありまして、彗星の番になって勝山さんがね「発表があるんです」っつって私にマイク渡してきたんですよ。
ええ!?マイクを私に渡したって事は!?今!?言うの!?聞いてない!ってなったんだけど、関係者の方ばかりだしお世話になった方多いしって思って、打ち上げの場で皆さんにお休みする旨とお礼を伝えました。

すると、皆から寂しい!悲しい!はよ戻ってこい!的な言葉を沢山沢山私にかけてくれまして。
大勢の前で自分の決意を言葉で発して、色んな人とその決意について沢山話して。
そしたら今まで閉ざしてた「実感」という感情が出てきてしまいました。

「ああ、私お芝居休むのかぁ…」

って。

そうなんです閉ざしてたんです。
実感したくなくて。
でも半ば強制的に、実感してしまったからには、
ちゃんと文字でこの気持ちを残そうかなって思ったんです。

お休みする理由

理由は別に言わないでもええんちゃう?って今でも悩みながらnote書いてますが、文章で上手に伝えれそうなら言ってもいいかな。と思い今書いてます。

妊活をします!

私、めっちゃ子供欲しいんですよ。
結婚して2年。今年39歳。
実は1年前から行動にはうつしていたんですが、そんなに上手く物事が行くわけでもなく。

去年1年は基本自劇団、もしくは今の私の状況を分かってそれでもいいよって言ってくれた劇団さんに出演してました。
オファーいただいたらすぐ出たい!というものをやめて、事情をお話して歯ぎしりしながらお断りした劇団さんもありました。

やっぱり少しは迷惑がかかると思うんです。
オファーいただく時期って1年前とか遅くても半年~3ヶ月前なので、自分の半年後がどうなってるか分からない。
もし妊娠して「すみませんやっぱり出れません」ってなるのはなるべく減らしたかった。
そうやって「もしかしたら」と隣り合わせになりながら、結局何事もなく本番を迎えられる1年を過ごしました。

何事もなく本番を迎えられるって事はとっても良い事だし、
去年1年もめっちゃ良い舞台沢山出来て良かったな~ってしみじみ思うんですが、
目指せ!妊娠!でも日々を過ごしてたわけで、
もっとやりたい演劇をセーブしながら「もしかしたら」という気持ちで稽古をして、でも結局なかなか出来ないというのが、とても自分の中でストレスでした。

それと同時に「もしかしたら」で、私は周りにも同じようなストレスを与えてしまっているかもと思いました。

いつ芝居が出来なくなるか分からない人間と一緒に演劇作るとか、良く考えたら嫌だもん。ワガママだなって思うもの。

それだったらどこかのタイミングできっぱり休もうぜ!って決めたんです。

休むという勇気

彗星マジックに入団して11年くらい。
入団してから劇団の本番に「出ない」という事は一度も無かったし、勝山さんの作品には出来る限り沢山出たいという欲からclick clockもほぼ全部出てるし、中嶋久美子とのユニット「まいあがれ」もやりたい時にやりたい事をやれて、沢山の客演にも呼んでいただいたし、色んな所で一人芝居もした。
「演劇をしない日々」なんて日は私にはなかったわけです。

演劇って体力的にも精神的にもめっちゃしんどいので、渦中にいる時は「あー休みたいー」とか思いながら稽古する日々もそりゃありました。
めーっちゃ忙しい時期が終わって2ヶ月くらい稽古とか無い時とか「このままこの穏やかな時期が続けばいいのに」とか思いました。
でもそう思えるのって、先に「演劇」が待ってるから言えるんだなって。

いざ先の分からない休みを決めると、寂しくて寂しくてたまらなくなる。
さんざか芝居やってきたのに、まだ芝居がしたいのか私はって思う。

芝居がしたいけど、子供が欲しい。
子供には期限がある。
多分芝居は逃げない。
芝居はまた出来るようになる。
じゃあ一回お芝居を手放そう。

その考えに至るまでにはバカでかい勇気が必要でした。

実感したくなかった

中之島文化祭の稽古が進むにつれて「お休み」の日は近づいてくるわけで。
でも寂しい悲しいという気分にはなりませんでした。

私は「最後じゃないし~ちょっと休むだけだから~すぐ戻ってくるし~」
という魔法を自分にかけてました。

いつも通り稽古が進んで、いつも通り本番が始まって。
感傷に浸らずへらへらして。
寂しくないよ~最後じゃないし~ちょっと休むだけだから~すぐ戻ってくるし~ってずっと言ってて。
本番前に杏花ちゃんに「お世話になりました」って言われた時も「やめてよー!最後じゃないから~!」と軽くあしらってしまいました。
ごめんね。そう言ってくれて泣きたいくらいとても嬉しかったのよ。本当は。

さすがに作品の内容も完全に「今の彗星」を表わしてる作品だったし、

ABCホールのお客さんでいっぱいの客席を見ながら、
「あ~しばらくこの光景見れなくなるのか~」
とか思って寂しい気持ちにはなりました。

でも泣かなかった。
泣きたくなかった。
泣いたら最後。
泣いたら実感しちゃう。

だからずーっと「最後じゃないし~ちょっと休むだけだから~すぐ戻ってくるし~」って言い続けてました。

魔法が解けた

それに、自分が子供産みたいって言って、自分で決めた事なのに、寂しいとかで泣くのおかしくない?とも思ってた。
自分のやりたい事の為に、自分のやりたい事を一回我慢するだけ、それって普通の事じゃん。ただそれだけの事じゃん。と言い聞かせてたんです。

でも、序盤にも書いた、中之島文化祭の打ち上げで皆の前でご報告させてもらった事件で、
「ああ!私!休むんか!しばらく演劇出来ないんか!」
って、勝山さんに「逃げるな!」と首根っこ捕まれてる勢いで強制的に実感させられた感じがして。
皆と沢山私が休む事について色々話してくれて。

打ち上げ帰りの道中、自転車乗りながら死ぬほど泣きました。

今までため込んでたんだなぁって思うくらい引くほど涙出た。

皆の前で泣いちゃうとなんかそれはやっぱ違うから、
でもやっぱとっても寂しいから、ここで泣いた報告だけさせてください。
今これ書きながらも号泣している。えへ。

完全に「最後じゃないし~ちょっと休むだけだから~すぐ戻ってくるし~」の魔法が解けてしまいました。

後悔はしていない

寂しい悲しい泣いた~~~~~って沢山書いてるけど、
後悔はしてないです。

本当にやりたい事をこの10年間やってきたなぁっていう自信はある。
彗星マジックにも、多分何かしら残せたと思ってる。
劇団員も沢山入ってきたし!
頼んだよ!彗星マジックを!
私がまたいつか本公演に戻れる日までよろしく頼むよ!

これからは本当に欲しいものの為に、生きていってみます!

あ、でもちょっと…
やり残した事があってですね…
勝山さんと話したりしたんだけど、そのやり残した事が出来る時期なら、私…一瞬お芝居やるかもね…
これに関してはなんとも言えないからあれだけども。
後悔あるやん!っていうね。
すみません。

まぁ、あとは野となれ山となれです。

報告は以上!

ここまで女々しい文を読んでいただきありがとうございます。

とにかく私はお芝居を一旦お休みして、子作りに励みます。
妊活の話とかとてもセンシティブだとは思うんだけど、私の周りの人間たちは良い意味でも悪い意味でもデリカシーの無い人間が多いので、
じゃあ全部言ったる~!という気持ちでこの記事を書いた感じでもあります。

ナイショにして変な噂流れるより、開けっぴろげの方が私も楽!

妊活って「活発に動いてはいけない」「体を超大事に」みたいななんかちょっと大人しいイメージあるけど、別にそんなことない。
動いてないとストレス溜まるので、全然オタ活するし、お芝居も観に行くし、毎週月曜日の彗星の集まりは行けるだけ行く予定!

全部エンタメにして良いことも悪いことも報告しまっす👍

という、前向きな気持ちです🔥

中之島文化祭の打ち上げで、
沢山未来の約束をしました。
「じゃあヨネが戻ってきたらオファーする!」
「復帰後に作品一緒に作ろう」
沢山約束しました。

全部覚えてるからなーーーーーーーーー!!!!!!
待ってるからなーーーーーーーーーーー!!!!!!

約束を果たすためにも、一旦休んでさっさと戻って来ます!!!!!!

私の座右の銘は有言実行!!!!!!!!

そんな感じの米山のご報告でした!

あ、最後に、
こんな強気で書いてるけど、会った時は優しくしてね。
姑みたいな事は言わないでね。笑

以上!最後までありがとうございました!✌

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