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ホテル経営企画室、7月で終幕します

深い海の中でどこに向かうかも確信がないまま、ただ止まったら死ぬ、と思いながら微かな光に向かって全力で泳ぎ続けているマグロのような気分で今までを過ごしていました。

私にとって、この感染症と共に過ごしていた1年間はそんな時間でした。

国が、政府が、行政が、という声も雑踏に紛れ、ただ必死で自分たちができることを脇目も振らずひとつひとつ積み上げていく。大きな力に押し流されまいともがくうちに大切なものもいくつか失くしたし、武器だと思っていたものが足枷だったことに気付いたりもした、そんな日々を超え、ようやく今年は経営上のひと段落の目処が立ち、やっと落ち着いてあたりを見渡したり、過去を振り返ったり、未来のことを考える余裕ができてきたように思います。


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ホテルプロデューサーの龍崎翔子が日々考えていること、これからやろうとしているアイデア、実現までの取り組みなど、ヒント満載のコラムをお届けす…

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