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自然に発信・拡散される魅力あるコンテンツの作り方(前半)

ホテルを始めた当初からずっと私たちはSNSに力を入れておりますが、今の時代、ホテル業界に限らずどの業種でも、SNSを活用することはもはや差別化戦略でなく標準装備だと思っています。

SNS活用において、お客様に発信してもらうことに目がいきがちです。しかし、本質的に大事なのは、お客様が思わず人に教えたくなるようなホテルやコンテンツを作ることだと、私たちは考えています。

先日、観光アカデミーtourism academy SOMEWHEREの「ホテルプロデューサー養成講座」にて、「自然に発信・拡散される魅力の作り方」というテーマで、講義をさせていただきました。

今回はその内容を有料note限定で編集しましたので、2回にわたってお届けしたいと思います。

前半となる今回は、私たちは、そもそもどのような考えでSNSに力を入れているのかということを、SNS時代のマーケティング戦略に基づいて、お話させていただきます。次回は、その考えを踏まえ、具体的にどのような方法でSNSを活用していくか、より実践的な内容をお伝えいたします。


なぜ、SNS活用の話をするか

私たちのホテルも、最初は本当に無名のところからのスタートでした。さらに、その場所も、大阪の弁天町や京都の東九条、層雲峡温泉、湯河原温泉という、ホテルとして決して競争力が高くないところ。そういった、ホテルも知られてない、人が自然と集まる場所でもない、というところから、ホテルを運営していくにはどうすれば良いか、考えました。そうして、見出した活路の1つが、SNSだったのです。

ホテルの魅力や世界観を発信することはもちろん、「ホテルはメディアである」という考えのもと、その地域の空気感を世の中に発信することも重要と考え、それらの伝え方に工夫を凝らしてきました。その結果として、直接予約の割合が増えていったり、利益率が上がったり、投資にかけられる余裕が大きくなっていったりし、良い流れを生み出していくことができたのだと思っております。

今では、予約プラットフォームであるCHILLNNというサービスや、商品やコンテンツの魅力をうまく世の中に伝えるサポートをさせてもらうクリエイティブオフィス・水星など、様々なところでSNSを活用しています。また、他のホテルさんのSNSのコンサルティングもさせていただいています。本日は、そういう経験の中で得てきたナレッジも踏まえてお話しできたらと思います。

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